227系がデビュー、広島エリアにJR初の新型
2015年3月14日(土)、JR西日本の広島支社管内では32年ぶりとなる新型車両227系が営業運転を開始した。
227系は、近畿圏を走る225系車両をベースとした直流近郊型電車。車体はステンレス製で、基調色は厳島神社の大鳥居やプロ野球球団の広島東洋カープなどをイメージさせる赤色で、「Red Wing(レッドウィング)」の愛称が設定された。保安システムには、JR西日本が開発を進めてきた「ATS-DW」が搭載され、車両に登録した信号機や速度制限箇所などの位置情報と、地上側からの信号表示などの情報をもとにした列車制御が行われている。また、同社の新型車両521系3次車などで導入している車両異常挙動検知装置や先頭車間転落防止ホロも取り付けられた。
製造数は、3両編成が64本と2両編成が42本。2014年度に43両の投入が完了し、2018年度までに計276両が導入される。運用区間は、広島エリアの山陽本線、呉線、可部線。2016年3月のダイヤ改正では、広島エリア中心部を運行する平日日中時間帯の列車が、227系車両で統一される。
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