「はるか」やおおさか東線などが便利に 大阪駅「うめきたエリア」開業
相鉄・東急直通線開業と同じ3月18日、関西圏では「大阪駅(うめきたエリア)」が開業します。
![うめきたエリアの改札口(画像:JR西日本)](https://images.tetsudo.com/report/403/23_101.jpg)
大阪駅のうめきたエリアは、大阪駅の地下新ホーム一体のエリア。これまで大阪駅の北側を通過していた梅田貨物線を地下化し、新たにホームを設置するものです。このエリア一体はもともと、貨物駅である梅田駅(梅田貨物駅)がありました。駅前の一等地にあるこの場所を再開発が計画され、貨物駅としての機能は現在の吹田貨物ターミナルなどに移転。広大な駅用地は更地となり、2023年1月現在は再開発が進められています。
![うめきたエリア付近の地下化の平面図・断面図(画像:大阪市)](https://images.tetsudo.com/report/403/23_102.jpg)
![再開発が進む、かつての梅田貨物駅一帯](https://images.tetsudo.com/report/403/23_105.jpg)
この新ホームには、特急「くろしお」と「はるか」が停車。これまで大阪駅近傍の梅田貨物線を通過していたものの、ホームがなかったために大阪駅が通過扱いとなっていた列車です。新ホームへの特急停車開始によって、JR神戸線方面から関空・和歌山方面への利便性が向上することとなります。
![うめきたエリアに停車する特急「はるか」](https://images.tetsudo.com/report/403/23_104.jpg)
加えて、これまでは新大阪駅発着だったおおさか東線も、新ホーム開業にあわせて大阪駅発着に、運転区間が延長されます。
うめきたエリアは、JR西日本がイノベーションの実験場「JR WEST LABO」の中心に位置付けることとしています。さまざまな形式に対応し、壁全体が扉となるホームドアや、個々人に応じた案内表示を提供する「デジタル可変案内サイン」、さらには顔認証改札機の実証実験など、さまざまな新しい試みが導入されます。
さらに先の話となりますが、2031年にはうめきたエリアとJR難波駅・南海新今宮駅を結ぶ「なにわ筋線」が開業する予定。今後も、うめきたエリアはさらなる発展を遂げることとなります。