通勤・通学するなら、楽な方がいい。そう思う方も多いことと思います。鉄道コムでは、春から東京で新生活を始める方に向け、少しでも快適な通勤・通学ができるよう、ラッシュ時でも着席しやすい駅をご紹介しています。紹介の条件は、東京23区内にあること、山手線の駅にアクセスできることの2点。今回は、全4編中の第3弾。東側のエリアに当たる江東区、墨田区、台東区の3区を見ていきます。
列車本数などは、2023年12月現在の時刻表をもとに記載しています。なお、家賃の相場や地域の環境などは考慮していませんので、ご了承ください。
最初に紹介するのは、江東区。23区のなかでも、当駅始発列車のある駅の多さはトップクラスです。とくに新木場駅は、東京メトロ有楽町線と、東京臨海高速鉄道りんかい線の2路線が、全列車当駅始発です。有楽町線では、有楽町、飯田橋方面、りんかい線では、直通先のJR埼京線を含むと渋谷、新宿などに直接アクセス可能。ただし、新木場駅周辺には住宅がほとんどありません。そのため、近隣にあるJR京葉線の潮見駅、葛西臨海公園駅などの周辺に住み、新木場駅で乗り換える形での利用が一般的といえます。
また、東京メトロ半蔵門線と都営地下鉄大江戸線の清澄白河駅は、両線とも朝ラッシュの一部に当駅始発列車があります。半蔵門線では大手町、永田町、渋谷など、大江戸線では御徒町、飯田橋、新宿、大門（浜松町）などにアクセス可能です。
そして、豊洲駅からは、台場、新橋などにアクセスできるゆりかもめが、全列車当駅始発で運転されています。ほか、同じゆりかもめの有明駅も、当駅始発の列車が何本かあります。
続いてご紹介するのは、墨田区。東京メトロ半蔵門線の押上駅から、渋谷方面行きの当駅始発列車が存在します。先の清澄白河駅でもご紹介した半蔵門線ですが、こちらの方が始発列車の本数は多めです。ちなみに、押上駅は都営地下鉄浅草線も利用できますが、こちらから出る都心方面行きの当駅始発列車は、7時台の1本、9時台の2本のみとなっています。
次に台東区を見てみましょう。観光地で有名な浅草寺雷門のすぐ近くの浅草駅から、東京メトロ銀座線が全列車始発で運転されています。上野、日本橋、新橋、渋谷などへ、乗り換えなしでアクセスできます。
なお、23区の東端にある江戸川区には、当駅始発列車のある駅は存在しません。ただし、前述した葛西臨海公園駅のほか、京成線の江戸川駅、京成小岩駅は青砥駅（葛飾区）で乗り換えることで、当駅始発列車を狙うことができます。
以上、東エリアの当駅始発列車がある駅のご紹介でした。一覧形式の表もありますので、ぜひご覧ください。次回は全4編のラスト、南エリアをご紹介します。
