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都会でも座ってラクラク通勤通学 東京23区内、始発列車のある駅たち・西エリア編【鉄道コムの新生活応援企画】

2024年1月2日(火) 鉄道コムスタッフ 井上拓己

就職、転勤、進学などで、春から新生活が始まる方も多いことでしょう。なかには、住居を探すにあたり、「座って通勤・通学できるか」を重視する方もいるのではないでしょうか。そんな方々のために、東京23区内にあり、山手線の駅へ直接アクセス可能な当駅始発の列車がある駅を、4編にわたってご紹介したいと思います。第1弾の今回は、西エリア編。住居選びのひとつの参考となれば幸いです。

列車本数などは、2023年12月現在の時刻表をもとに記載しています。なお、家賃の相場や地域の環境などは考慮していませんので、ご了承ください。

まずは杉並区から。同区で始発列車がとくに多いのが、荻窪駅。東京メトロ丸ノ内線の始発駅で、数分間隔で新宿・銀座方面への列車が出ています。同駅はJR中央線も乗り入れており、丸ノ内線が運転見合わせとなった場合の代替ルートも、簡単に確保できます。また、丸ノ内線には、同じ杉並区に方南町駅という支線の始発駅もあります。こちらも新宿・銀座方面への列車がありますが、本数は荻窪駅に比べると少なめです。

ほか、杉並区内の穴場として、京王井の頭線の富士見ヶ丘駅があります。平日朝ラッシュのピーク時間帯に、渋谷行きの当駅始発列車が設定されています。

続いて中野区を見てみましょう。同区の中心駅である中野駅は、東京メトロ東西線の起点。同駅を始発とする、飯田橋・大手町・日本橋方面への列車が多く出ています。同駅はJR線と東京メトロの共同駅のため、周辺の高円寺駅、阿佐ヶ谷駅などから乗り換えるかたちの利用もOKです。また、中野駅は新宿・秋葉原方面に向かうJR中央・総武線の始発列車もありますが、こちらは7時~8時台に計10本程度と、本数は多くありません。

東京メトロ東西線の始発、中野駅。全国有数の混雑率を誇る東西線も、始発駅から乗れば座れる確率はグンと上がります
東京メトロ東西線の始発、中野駅。全国有数の混雑率を誇る東西線も、始発駅から乗れば座れる確率はグンと上がります

次に紹介するのは、練馬区。同区には都営地下鉄大江戸線の始発である光が丘駅があり、新宿・大門(浜松町)方面への列車多くが出ています。同線は飯田橋方面へのアクセスも可能ですが、その場合は都庁前駅での乗り換えが必要です。

このほか、始発列車があるのは、西武池袋線の石神井公園駅。その行先は、西武線の池袋行き、地下鉄線経由の新宿・渋谷・飯田橋・有楽町方面行きなど様々。同駅からは西武線、地下鉄線の両方の「池袋駅」に行けますが、地下鉄線経由の方が料金は割高になるので、ご注意ください。また、全列車が始発列車の駅として西武豊島線の豊島園駅もありますが、ここから出ているのは西武線の池袋行きだけです。ほか、西武新宿線上石神井駅には西武新宿行きの各駅停車が3本だけ、当駅始発で存在します。途中駅で急行などに追い抜かれるので、所要時間は少し長くなります。

以上、西エリアの当駅始発列車がある駅をご紹介しました。表にもまとめているので、ご覧ください。次回は、北エリアの駅をご紹介します。

東京23区西エリアの、始発列車がある駅の一覧
東京23区西エリアの、始発列車がある駅の一覧

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