東武鉄道は15日、2024年3月16日にダイヤ改正を実施すると告知。特急列車などの変更内容の概要を発表した。
特急列車では、「スペーシア X」用のN100系を2本追加導入し、同列車を増発。改正後は毎日6往復の運転とする。また、春日部駅発の浅草駅行き「スカイツリーライナー」を1本増発するほか、浅草～鬼怒川温泉間の「リバティきぬ」上下各1本を、土休日運転から毎日運転に変更。このほか3両編成で運転していた「リバティ」の一部を、6両編成の「スペーシア」に変更する。一方、東武野田線（アーバンパークライン）の特急「アーバンパークライナー」は、運転を終了。代替として、浅草駅発春日部駅行き「スカイツリーライナー」1本と、大宮駅発野田市駅行きの普通列車を平日2本、土休日1本運転する。
普通列車では、大規模工事の進捗にともなう伊勢崎線（東武スカイツリーライン）のダイヤ見直しとして、竹ノ塚駅発着の一部列車を、草加駅発着とし、運転区間を延長する。
同社はあわせて、「スペーシア X」の特別座席料金を一部改定すると発表した。改定後の料金は、「コックピットスイート」が1万8000円（現行1万2180円）、「コンパートメント」が8000円（現行6040円）、「コックピットラウンジ」が1人あたり500円（現行1人あたり200円）。「スタンダードシート」「プレミアムシート」「ボックスシート」の料金変更はない。
このほか、人気のある特別座席について、同社は新たに「早期予約」を開始する。乗車6か月前から1か月前の前日まで、同社特急券を取り扱う旅行会社で受け付ける。受付人数は2人以上が対象（「コックピットラウンジ」1人用は1人で受付可）。予約時には、特急料金や特別座席料金に加え、特別座席料金の半額に相当する「事前予約加算料金」が別途必要となる。
