鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

JR東、Suicaの新システムを導入へ エリア統合などの将来構想も

2023年4月4日(火)18時5分

JR東日本は4日、新しいSuica改札システムを、2023年度より順次導入すると発表した。

JR東日本の車両
JR東日本の車両

新たなシステムは、運賃計算などの処理を、全てセンターサーバーで実施するもの。従来のシステムでは各駅の改札機が処理を担っていたが、これを集中化することで、サービス機能の拡張性や処理スピードの向上、改修作業時の工期短縮やコストダウンを図るとしている。なお、新システムを導入した改札機でも、乗客の利用方法は従来と変わらない。

新システムの特徴
新システムの特徴

同社では、新システムの導入により、新たなSuicaサービスの提供も可能となるとしている。今回のシステムに加え、サーバー上でチケット情報などを管理する「鉄道チケットシステム」を将来的に整備することで、Suicaと各種チケットの情報を紐づけ、両者を組み合わせた処理を実現。Suicaエリアの統合や、時間帯や曜日などの利用条件に応じたSF割引商品の提供、生活サービスと移動を融合した商品の提供、鉄道以外も含めた移動全てでSuicaを利用できるワンストップでシームレスな移動の提供など、さまざまなサービスの提供を構想しているという。

Suicaシステムの将来像
Suicaシステムの将来像
Suicaエリア統合(イメージ)
Suicaエリア統合(イメージ)
利用条件に応じたSF割引商品(イメージ)
利用条件に応じたSF割引商品(イメージ)
生活サービスと移動を融合した商品(イメージ)
生活サービスと移動を融合した商品(イメージ)

新システムは、2023年5月27日から導入。当初は、北東北3エリア(青森・盛岡・秋田)の45駅に導入し、首都圏、仙台、新潟の各エリアへも、夏以降に順次導入していく。また、新たなSuicaサービスの内容や提供時期については、詳細が決まり次第、改めて発表するとしている。

2023年4月4日(火)18時5分更新
バナー

鉄道未来インデックス

  • 阪急京都線座席指定サービス「PRiVACE」導入[2024年7月]
  • 阪急2000系・2300系導入[2024年夏]
  • 駒沢大学駅リニューアル工事竣工[2024年夏]
  • 相鉄ゆめが丘駅リニューアル工事完成[2024年夏ごろ]
  • 津山駅リニューアル工事完了[2024年夏ごろ]
  • 大阪駅西側新改札口全面開業[2024年夏]
  • 広島電鉄 新乗車券システム「MOBIRY DAYS」本格導入[2024年9月]

鉄道コムおすすめ情報

画像

50系「快速ゆふいん号」

「SL人吉」用50系客車による臨時快速列車が、ゴールデンウィークに久留米~由布院間で運転。

画像

東武・近鉄「リアル桃鉄」

「リアル桃鉄」ふたたび。今回は東武と近鉄の2社で開催。フリーきっぷも登場。

画像

阪神なんば線15周年ロゴ

阪神なんば線開業15周年と、阪神・近鉄直通15周年を記念して、ロゴ掲出車両が運転。阪神は副標掲出も。

画像

「上沼垂色」復活

E653系4両編成1本が「上沼垂色」に。4月21日以降、「いなほ」「しらゆき」で運転。

画像

新幹線をアグレッシブに撮る!!

速いスピードで駆け抜ける新幹線。撮影のコツを、鉄道カメラマンの助川さんが解説します。

画像

3月の鉄道イベント一覧

ダイヤ改正の3月到来。鉄道旅行や撮影の計画は、鉄道コムのイベント情報で。