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宇都宮ライトレール「ライトライン」どこで撮る? 新しい路面電車の撮影地を紹介

2023年8月25日(金) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

いよいよ開業する「芳賀・宇都宮ライトレール」。国内では約75年ぶりとなる、路面電車未導入地域での路線開業となります。

この路線で使われる車両は、連接車両のHU300形。雷が多いというこの地域の特徴をモチーフとしたデザインで、「ライトライン」の愛称が付けられています。

黄色が目を引くライトラインは、どこで撮影したらいいのでしょうか。試運転中の写真を基に、鉄道コム調べによる撮影地を、開業に先立ってご紹介します。

宇都宮ライトレールの撮影地は?
宇都宮ライトレールの撮影地は?

なお、本記事でご紹介した情報は、2023年8月現在のものです。また、ご紹介する写真では、すべて線路周辺に柵が設置されていますが、現時点では既に撤去されています。

宇都宮駅東口停留場付近

宇都宮ライトレールの起点である宇都宮駅東口停留場は、宇都宮駅前の駅前交流広場「宮みらいライトヒル」や交流拠点施設「ライトキューブ宇都宮」と一体となって建設されました。

宇都宮駅前に設けられた広場。停留場は写真左側にあります
宇都宮駅前に設けられた広場。停留場は写真左側にあります

停留場周辺は歩行者用の広場となっており、さまざまな角度からライトラインを撮影可能です。

宇都宮駅東口停留場を出ると、線路は90度カーブ。歩行者用の空間から撮影できます(焦点距離:24mm)。なお、柵は設けられていますが、線路への近づきすぎには注意してください
宇都宮駅東口停留場を出ると、線路は90度カーブ。歩行者用の空間から撮影できます(焦点距離:24mm)。なお、柵は設けられていますが、線路への近づきすぎには注意してください
上の写真と同じ場所から「鬼怒通り」方面にカメラを向けたもの。併用軌道に出入りするライトラインを撮影可能です(焦点距離:160mm)
上の写真と同じ場所から「鬼怒通り」方面にカメラを向けたもの。併用軌道に出入りするライトラインを撮影可能です(焦点距離:160mm)
線路上を通る歩道橋の階段から撮影(焦点距離:24mm)。撮影時は歩行者の迷惑とならないように注意してください
線路上を通る歩道橋の階段から撮影(焦点距離:24mm)。撮影時は歩行者の迷惑とならないように注意してください
ポイントから併用軌道に入るまでの区間も、線路の横が歩行者空間となっています。ただしビル影が落ちるため、晴天日中の撮影は不向きです
ポイントから併用軌道に入るまでの区間も、線路の横が歩行者空間となっています。ただしビル影が落ちるため、晴天日中の撮影は不向きです

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宇都宮駅東口~宇都宮大学陽東キャンパス間(鬼怒通り上)宇都宮駅東口停留場から宇都宮大学陽東キャンパス停留場付近までは、LRTは県道64号「鬼怒通り」上を走ります。この区間では一直線に伸びる道路上を走るため、撮影は容易です。併用軌道区間での撮影イメージ(画像はかしの森公園停留場付近で撮影したもの)ただ

撮影はルールとマナーを守って

宇都宮ライトレールは路面電車路線のため、必然的に撮影地は歩道が多くなります。歩道では、他の通行者の邪魔にならないよう、周囲の状況を見つつ撮影してください。また、車道を通るクルマに迷惑を掛けたり、事故を誘発させることのないようにしてください。

この路線に限りませんが、鉄道写真の撮影時は、ルールとマナーを守るのが基本。私有地や線路内に立ち入ったり、一般の利用者や鉄道従業員などに迷惑をかけずに、楽しく撮影しましょう。

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