鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

JR東、新型車両による砕石輸送を開始 茨城県・福島県・千葉県の各線に向け輸送

2024年3月15日(金)15時35分

JR東日本水戸支社は15日、新型砕石輸送気動車「GV-E197系」による砕石輸送を開始すると発表した。

GV-E197系
GV-E197系

同支社では、水郡線の西金駅構内に、レールの下に散布する砕石の積み込み場を設けている。同駅付近の採石場で生産した砕石は、茨城県、福島県、千葉県の線路で使用しているという。同支社はこれまで、ディーゼル機関車と貨車を用いて砕石の運搬列車を運転していたが、今回これをGV-E197系に置き換える。

GV-E197系は、砕石の運搬などを目的に、2021年から新造された車両。砕石用貨車4両を、電気式気動車の動力車2両が挟み込む構成となっている。従来の機関車けん引列車から置き換えることで、方向転換時の機関車付け替え作業の廃止や、車両運転免許の電車との統一、省メンテナンス化を実現するという。また、貨車の砕石散布方法を見直したことで、散布時の人力作業量削減にもつながるとしている。

機関車付け替え作業の廃止
機関車付け替え作業の廃止
車両構造の違いによる省メンテナンス化
車両構造の違いによる省メンテナンス化
従来車両との砕石散布方法の違い
従来車両との砕石散布方法の違い

GV-E197系による砕石運搬は、4月2日に開始する。

2024年3月15日(金)15時35分更新

鉄道未来インデックス

  • 阪急京都線座席指定サービス「PRiVACE」導入[2024年7月]
  • 阪急2000系・2300系導入[2024年夏]
  • 駒沢大学駅リニューアル工事竣工[2024年夏]
  • 相鉄ゆめが丘駅リニューアル工事完成[2024年夏ごろ]
  • 津山駅リニューアル工事完了[2024年夏ごろ]
  • 京成 関東鉄道100パーセント子会社化[2024年9月1日(日)]
  • 大阪駅西側新改札口全面開業[2024年夏]

鉄道コムおすすめ情報

画像

めでたいでんしゃの「祖先」

7月13日に南海の観光列車「はじまりの『めでたいでんしゃ』」がデビューへ。2000系を改造。

画像

西武「2色塗り」復刻

2000系1本を対象に、1961年まで使用のデザインでラッピング。ただし先頭部のみ。

画像

特別仕様車イベント走行

銀座線1000系特別仕様車で実施。車内照明の色味変更や「予備灯」点灯でレトロ感を演出。

画像

京急ファミリーフェスタ

5月26日、久里浜工場にて開催。子ども向けのイベントが中心で、今年度は親子限定の事前申込制。

画像

あえて「車両が無い」鉄道写真

鉄道写真は、車両が写っている写真だけではありません。列車以外の鉄道写真の撮り方を、カメラマンの助川さんが解説します。

画像

4月の鉄道イベント一覧

いよいよ新年度。本年度も鉄道コムをよろしくお願いします。鉄道旅行や撮影の計画は、イベント情報から。