鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

能勢電鉄、妙見の森事業の2024年終了を決定 妙見の森ケーブルも廃止へ

2023年6月23日(金)15時2分

能勢電鉄は23日、「妙見の森」関連事業の終了を発表。あわせて、鋼索線「妙見の森ケーブル」の廃止届を、近畿運輸局長に提出した。

妙見の森ケーブル(画像:能勢電鉄)
妙見の森ケーブル(画像:能勢電鉄)

妙見の森ケーブルは、黒川~ケーブル山上間の約0.6キロを結ぶケーブルカー。現在の路線は1960年に開業したもので、ケーブル山上駅で接続する索道線「妙見の森」リフトと共に、妙見山のアクセスを担っている。

能勢電鉄では、妙見の森関連事業について、利用の減少傾向が続いていたと説明。アクティビティ施設の整備などで事業に取り組んできたものの、通年にわたる安定した集客にはつながらなかったという。また、コロナ禍の影響で事業環境が厳しさを増したほか、今後大規模な更新投資が必要であると見込まれたことから、妙見の森関連事業の営業終了を決定した。

妙見の森ケーブルの廃止日は、2024年6月24日を予定。公衆の利便を阻害する恐れがないと認められた場合には、廃止日を繰り上げる可能性もあるとしている。妙見の森リフトやその他妙見の森事業は、鋼索線の廃止と同時に営業を終了する。

2023年6月23日(金)15時2分更新

鉄道未来インデックス

  • 阪急2000系・2300系導入[2024年夏]
  • 駒沢大学駅リニューアル工事竣工[2024年夏]
  • 相鉄ゆめが丘駅リニューアル工事完成[2024年夏ごろ]
  • 津山駅リニューアル工事完了[2024年夏ごろ]
  • 京成 関東鉄道100パーセント子会社化[2024年9月1日(日)]
  • 大阪駅西側新改札口全面開業[2024年夏]

鉄道コムおすすめ情報

画像

東上線に新型車両導入へ

9000系の置き換えに向け、車両の設計を開始。2024年度の東武鉄道鉄道事業設備投資計画で発表。

画像

めでたいでんしゃの「祖先」

7月13日に南海の観光列車「はじまりの『めでたいでんしゃ』」がデビューへ。2000系を改造。

画像

特別仕様車イベント走行

銀座線1000系特別仕様車で実施。車内照明の色味変更や「予備灯」点灯でレトロ感を演出。

画像

西武「2色塗り」復刻

2000系1本を対象に、1961年まで使用のデザインでラッピング。ただし先頭部のみ。

画像

あえて「車両が無い」鉄道写真

鉄道写真は、車両が写っている写真だけではありません。列車以外の鉄道写真の撮り方を、カメラマンの助川さんが解説します。

画像

5月の鉄道イベント一覧

新緑がまぶしい季節となりました。5月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。