鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

2021年春より東海道線で特急「湘南」を運転、「湘南ライナー」は廃止へ

2020年11月12日(木)14時40分

東海道線用のE257系
東海道線用のE257系

JR東日本は12日、2021年春のダイヤ改正にあわせ、東海道線で特急「湘南」の運転を開始すると発表した。

特急「湘南」は、新宿・東京~小田原間で運転する列車。従来の「湘南ライナー」「おはようライナー新宿」「ホームライナー小田原」に代わり運転する。車両は特急「踊り子」に投入しているE257系を使用する。

あわせて、これまでE257系や185系を使用してきた特急「踊り子」は、E257系に統一。2021年春以降、東海道線の特急列車は、「サフィール踊り子」を除き、全てE257系での運転となる。

また、同社はE257系への車両統一にあわせ、東海道線特急の座席や料金制度を変更し、新たなサービスを導入すると発表した。

新たに導入するサービスは、常磐線や中央線などの特急列車で導入している形態と同じもの。普通車における指定席と自由席の区分を廃止し、普通車全座席が指定可能となる。特急券は、座席を指定した「指定席特急券」のほか、「座席未指定券」としての発行も可能。座席未指定券では空席を利用できるほか、追加料金なしで座席指定もできる。なお、空席がない場合は立席での利用となる。また、グリーン席では新サービスは導入しない。

新サービス導入後の特急券は、指定席特急券・座席未指定券とも同額での発売となるほか、通常期や繁忙期、閑散期の区別はなくなる。新たな料金は、50キロまでが大人760円、100キロまでが大人1020円などで、現在の指定席特急券料金より低料金となる。車内で特急券を購入する場合は、座席指定を受けることはできず、駅での購入料金に加え大人260円、子ども130円を追加した車内料金での発売となる。また、新サービスの導入にあわせ、「踊り子」と新幹線の乗継割引は廃止となる。「湘南」と新幹線の乗継割引も設定しない。

このほか、「踊り子」「湘南」に「えきねっとチケットレスサービス」を導入。チケットレスによる利用では大人100円、子ども50円を引いた料金で発売する。なお、チケットレスサービスは、伊豆急行線内、伊豆箱根鉄道線内の特急料金や、「サフィール踊り子」の特急料金は対象外となる。

2020年11月12日(木)15時31分更新
 

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

鉄道コムおすすめ情報

画像

超短距離の「カシオペア」

ツアー列車「カシオペア紀行」が、11月1日に「超短距離」で運転。その区間とは?

画像

2024東武ファンフェスタ

東武鉄道南栗橋車両管区の公開イベント。今年は12月1日に開催。

画像

運休が「出雲」のみの理由は

10月14日から一部日を除き運休となっている「サンライズ出雲」。なぜ「出雲」が対象なのでしょうか。JR西日本に聞きました。

画像

今の場所にはなかった横浜駅

日本初の鉄道開業区間に含まれる横浜駅ですが、1872年当時の同駅は、現在の横浜駅とは別物でした。その歴史をたどります。

画像

西武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は西武編です。

画像

10月の鉄道イベント一覧

芸術、食欲、そして鉄道の秋。鉄道の日イベントの情報は、イベントページのカレンダーから。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。