鉄道コム

3月14日に常磐線が9年ぶり全線再開、特急列車は3往復運転

2020年1月17日(金)11時53分

特急「ひたち」
特急「ひたち」

JR東日本は17日、東日本大震災の影響により運休が続いていた常磐線富岡~浪江間について、3月14日に運転を再開すると発表した。同区間の再開により、常磐線は全区間が復旧する。

再開後のダイヤでは、特急「ひたち」を品川・上野~仙台間で3往復運転。上野~仙台間を4時間30分前後で結ぶ。普通列車は従来のいわき~富岡間、浪江~原ノ町間で運転していた列車を延長し、11往復を運転。あわせて、普通列車は原ノ町駅でいわき方面・岩沼方面への折り返し運転とする。

常磐線いわき以北での定期特急列車運転は、2011年3月11日の東日本大震災で常磐線が不通となって以来、約9年ぶり。震災前のダイヤでは、上野~仙台間で下り3本、上り4本、いわき~仙台間で下り1本の定期特急列車が設定されていた。

運転再開区間の大野駅・双葉駅と、広野、富岡、浪江の各駅では、「話せる指定席券売機」や列車運行情報表示モニター「どこトレ」などを設置した「Smart Station Express」を整備。オペレーターが、券売機操作の遠隔サポートや、インターホンによる案内、カメラによる駅の状況確認を実施する。

JR東日本では、常磐線全線再開にあわせ、Suicaエリアと大都市近郊区間を拡大。草野~浪江間をSuica首都圏エリアと東京近郊区間に、小高駅と磐城太田駅をSuica仙台エリアと仙台近郊区間に、それぞれ追加する。また、2019年4月に開業した臨時駅「Jヴィレッジ」駅が、常設駅に昇格する。

2020年1月17日(金)11時53分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

鉄道コムおすすめ情報

画像

東海道新幹線に「半個室」

東海道新幹線に、発表済みの「個室」とは異なる「半個室」を投入。2027年度中に導入予定。

画像

違う車両のエキスポライナー

323系による特別使用車が使われれると発表されていた「エキスポライナー」。しかし平日朝には別の形式が使用されています。

画像

実は特殊仕様の中央グリーン車

中央線快速に導入されたグリーン車は、実は他路線の車両とは異なる特殊仕様。その中身とは?

画像

阪神新型「3000系」導入発表

座席指定サービスにも対応、2027年春にデビュー予定。既存急行用車両も色を順次変更へ。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

3月の鉄道イベント一覧

ダイヤ改正の3月到来。鉄道旅行や撮影の計画は、鉄道コムのイベント情報で。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。