鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

車両走行による線路設備診断を試行、山陽新幹線

2017年5月10日(水)17時13分

線路設備診断システム(イメージ)
線路設備診断システム(イメージ)

JR西日本は10日、車両を走らせながら線路の状態を検査できる「線路設備診断システム」を山陽新幹線で試行導入すると発表した。

試行する線路設備診断システムは、画像処理やセンシング技術を使ったもので、車両を走らせながらの検査が可能。山陽新幹線の軌道を対象に、試験的に導入する。検査は、保守用車両の動力車に連結した車両で実施。搭載する装置は、軌道検査測定装置と継目板検査装置で、レールの表面や止め金具、まくらぎ、バラストなどの軌道全体や、レール側面の継目板などの状態をカメラで撮影し、測定する。測定速度は、1時間あたり50キロ。画像分析や整備が必要な箇所の検知を車上で行うシステムの導入は、国内初という。

同社では、同システムを使ったデータの取得を2017年9月に山陽新幹線区間で開始。同区間での4、5年後の実用化をめざす。北陸新幹線や在来線でも導入を予定している。

2017年5月10日(水)17時13分更新

鉄道未来インデックス

鉄道コムおすすめ情報

画像

東上線に新型車両導入へ

9000系の置き換えに向け、車両の設計を開始。2024年度の東武鉄道鉄道事業設備投資計画で発表。

画像

めでたいでんしゃの「祖先」

7月13日に南海の観光列車「はじまりの『めでたいでんしゃ』」がデビューへ。2000系を改造。

画像

特別仕様車イベント走行

銀座線1000系特別仕様車で実施。車内照明の色味変更や「予備灯」点灯でレトロ感を演出。

画像

西武「2色塗り」復刻

2000系1本を対象に、1961年まで使用のデザインでラッピング。ただし先頭部のみ。

画像

あえて「車両が無い」鉄道写真

鉄道写真は、車両が写っている写真だけではありません。列車以外の鉄道写真の撮り方を、カメラマンの助川さんが解説します。

画像

5月の鉄道イベント一覧

新緑がまぶしい季節となりました。5月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。