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シンガポール都市交通の無線信号システム受注、日立

2014年11月20日(木)12時55分

セントーサエクスプレスの車両(イメージ)
セントーサエクスプレスの車両(イメージ)

日立製作所は19日、シンガポールのセントーサ開発公社より、本島とセントーサ島を結ぶモノレール「セントーサエクスプレス」の都市交通向け無線信号システム(CBTC)および車両2両1編成を受注したと発表した。

セントーサ島はシンガポール本島の南部に位置する。本島からセントーサ島を訪れる観光客数は増加の一途をたどっており、本島とセントーサ島を結ぶモノレール「セントーサエクスプレス」の輸送力の増強が求められていた。今回、日立が納入するCBTCシステムにより、同モノレールのさらなる高密度な運行が可能になる。

同システムは、モノレールや近郊列車、地下鉄をはじめとする都市交通向けの信号システム。無線を使用して列車の位置情報と制御情報を伝達することで、地上の列車検知設備が不要となり、ケーブルなどの沿線設備コストやメンテナンスコストが削減できるほか、列車の位置情報をリアルタイムに把握し、各列車の安全上必要とされる最低限の間隔を動的に保つことが出来る。同システムは、2009年に中国・重慶市軌道交通3号線向けに納入されたほか、2013年6月に受注したベトナムホーチミン都市交通1号線への採用が決定している。

受注金額は約3000万シンガポールドル(約27億円)で、改修後のCBTCシステムでの運行開始は2017年10月末を予定している。

2014年11月20日(木)12時55分更新

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