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南海本線とは平面交差で合流 計画進む「なにわ筋線」の姿

2023年4月15日(土) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

大阪では、「キタ」と「ミナミ」を結ぶ新しい路線「なにわ筋線」の建設計画が進行中。この工事説明会の資料によって、なにわ筋線の姿が明らかになりつつあります。

「なにわ筋線」を走ることが考えられる特急「ラピート」
「なにわ筋線」を走ることが考えられる特急「ラピート」

なにわ筋線は、3月14日に開業した大阪駅うめきたエリアと、JR難波駅、南海の新今宮駅を結ぶ計画の路線。その名の通り、なにわ筋の直下を通る路線で、大部分がJR西日本と南海の共同運営区間となる予定です。

日中ダイヤは、JRの特急が毎時3本、快速が毎時4本、南海の特急が毎時2本、急行が毎時4本という想定。現行のダイヤをそのまま当てはめると、JRの「はるか」「くろしお」「関空・紀州路快速」(または「大和路快速」と半分ずつ)の全列車と、南海の「空港急行」の全列車、そして「ラピート」毎時1本と「サザン」の半数が乗り入れることになります。

途中の駅は、中之島、西本町、南海新難波(いずれも仮称)の3つ。JRと南海の分岐駅は西本町駅で、JRの線路は関西本線(大和路線)のJR難波駅へと向かいます。

南海新難波~新今宮間では、勾配が最大44パーミルとなる計画。うめきたエリアでは23.5パーミルの「梅田峠」が設けられましたが、こちらはそれ以上のものです。うめきたエリアとは異なり、貨物列車が通る区間ではありませんが、数値上は登山路線である高野線橋本以南(最大50パーミル)にも匹敵します。

いま計画の姿が明らかになりつつあるのは、南海新難波~新今宮の一部区間。なにわ筋線はほとんどが地下を走りますが、この区間の一部では、南海本線と合流するため、地上~高架を走ります。高架区間では、騒音対策のための防音装備を設置。阪神なんば線の西九条駅付近のような「フルシェルター」とする予定です。

なにわ筋線と南海本線の合流点は、新今宮駅ホームの北側端に設けられます。線路は平面交差で、なにわ筋線の下り線(関西空港方面)と南海本線の上り線(難波方面)が交差することとなります。

南海本線との交差部のイメージ(画像:関西高速鉄道)
南海本線との交差部のイメージ(画像:関西高速鉄道)

平面交差では、片方の線路を列車が通る際、もう片方の線路を通ることができないため、ダイヤ編成上のネックとなります。

同じく平面交差を持つ横須賀線・湘南新宿ラインの大崎駅構内(旧蛇窪信号場)では、同じ路線の列車がこの場所ですれ違うことで、それぞれの線路支障を無くすダイヤが組まれました。同様に、南海本線との平面交差を持ち、かつJRと南海が同じ線路を通るなにわ筋線は、ダイヤ作成者の腕の見せどころとなりそうです。

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