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デビュー30周年を迎える255系 一体いつまで走る?

2023年3月28日(火) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

JR東日本では、1987年の発足以降、旧型車両の置き換えやイメージ向上、スピードアップなどを目的として、特急車両を次々と導入していきました。その特急車両として、651系、251系、253系に続く4形式目が、房総特急向けに導入された255系です。

房総特急向けに導入された255系
房総特急向けに導入された255系

255系は、1993年7月に営業運転を開始した車両。車両には「房総ビューエクスプレス(Boso View Express)」の愛称が付けられており、2005年までは列車名も「ビューさざなみ」「ビューわかしお」として運転されていました。デビュー当時は外房線・内房線の運用を主体としていましたが、2023年現在は総武本線の特急「しおさい」を中心とした運用に就いています。

房総ビューエクスプレス(Boso View Express)の愛称ロゴを描いた先頭部
房総ビューエクスプレス(Boso View Express)の愛称ロゴを描いた先頭部

千葉の特急車両として長年活躍してきた255系ですが、2023年でデビュー30周年を迎えます。となると、そろそろ車両の置き換え時期に近づいているのでは、という見方も。2023年3月のダイヤ改正では特に動きはありませんでしたが、同改正では高崎線特急用の651系が引退しています。251系は既に引退し、253系も2002年製造車が残るのみとなった今、2010年代に機器更新を実施しているとはいえ、255系もそろそろ……と考えられても不思議ではありません。

気になるのはその後継車両ですが、「踊り子」や高崎線特急にE257系のリニューアル車両を投入したJR東日本の動向を見ていると、千葉エリアへの新型特急車両導入はなかなか考えづらいです(もちろん実現したら嬉しいのですが)。

大宮車両センターのE257系波動用編成は、臨時列車への投入を考慮するとあまり余裕が無いため、同じ幕張車両センターのE257系500番台の運用をやりくりして置き換えるか、あるいはウルトラCとして、運用が余り気味の「成田エクスプレス」用E259系を転用する、あたりが考えられるラインでしょうか。

 

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