ベイエリア3駅の改良工事~2020年に向けた首都圏の駅の動き

2018年8月31日(金) 鉄道コムスタッフ

2020年夏の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催まで、2年を切りました。会場周辺の駅では、会期中を中心に鉄道利用者が増えることなどを見越し、改良工事が行われています。

今回は、ベイエリアの駅に着目し、新木場駅と、東京臨海高速鉄道の国際展示場駅、東京テレポート駅について、工事の予定や様子を紹介します。(2018年8月25日撮影)

東京都江東区にある新木場駅。JR京葉線、東京臨海高速鉄道りんかい線、東京メトロ有楽町線の列車が発着します。東京湾や荒川河口部に近く、アーチェリーの競技会場となる夢の島公園、水球が行われる東京辰巳国際水泳場などへのアクセス駅になります。5階建ての駅舎は、構内のほか、外壁などの工事が進行中。同工事は2017年6月に着工され、2020年3月にかけて、改装される予定です。

新木場駅の駅舎外観。駅はJR、東京臨海高速鉄道、東京メトロの3社共用で、複層的な構造になっています。改札口は各社で別々ですが、同一階(3階)にあります。
新木場駅の駅舎外観。駅はJR、東京臨海高速鉄道、東京メトロの3社共用で、複層的な構造になっています。改札口は各社で別々ですが、同一階(3階)にあります。

JR新木場駅では、構内の改良工事として、改札口、改札内コンコースの拡張、拡張後のコンコースと接続するエレベーター、エスカレーター、階段の新設などが行われます。

JR新木場駅の改札。改良工事により、現行の11通路から13通路に増える予定です。
JR新木場駅の改札。改良工事により、現行の11通路から13通路に増える予定です。
改札内コンコースでは、改良工事の案内が掲示中。同コンコースは、現行の約380平方メートルから、約750平方メートルに倍増し、拡張したエリアにエレベーターなどが新たに設けられます。
改札内コンコースでは、改良工事の案内が掲示中。同コンコースは、現行の約380平方メートルから、約750平方メートルに倍増し、拡張したエリアにエレベーターなどが新たに設けられます。
4階部分にある新木場駅ホーム。ホーム東京寄りに、新しい階段、エスカレーターが整備される予定です。工事予定箇所に、まだ動きは見られません。
4階部分にある新木場駅ホーム。ホーム東京寄りに、新しい階段、エスカレーターが整備される予定です。工事予定箇所に、まだ動きは見られません。
新木場駅の構内図(JR東日本プレスリリースより)
新木場駅の構内図(JR東日本プレスリリースより)

JR新木場駅ホームの下、2階部分に、東京臨海高速鉄道の新木場駅ホームがあります。同ホームの西側には、工事に伴う仮囲いがされ、資材が置かれています。

東京臨海高速鉄道新木場駅ホーム西側の仮囲いスペース。改良工事を知らせる貼り紙が掲示され、7月24日に着工の旨、記載がありました。
東京臨海高速鉄道新木場駅ホーム西側の仮囲いスペース。改良工事を知らせる貼り紙が掲示され、7月24日に着工の旨、記載がありました。

東京臨海高速鉄道(りんかい線)では、そのほかの駅でも改良工事が進められています。同社の経営改革プランによると、2018年度には、国際展示場駅、東京テレポート駅の両駅で、有人改札の窓口拡張、エレベーターの増設のための工事設計などが行われることになっており、国際展示場駅ではホームドアの設置が完了する予定です。2019年度には、両駅の改札内エレベーター工事が着工され、東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催前までに、同工事を終える見込みとなっています。

りんかい線の国際展示場駅。駅舎や改札は地上、ホームは地下にあります。同駅からは主に、テニスの競技会場となる有明テニスの森へアクセスできます。外観デザインは、幌馬車をモチーフにしています。
りんかい線の国際展示場駅。駅舎や改札は地上、ホームは地下にあります。同駅からは主に、テニスの競技会場となる有明テニスの森へアクセスできます。外観デザインは、幌馬車をモチーフにしています。
国際展示場駅の改札口。奥に見える有人改札は、2018年度中に拡張し、窓口機能を充実させるとしています。
国際展示場駅の改札口。奥に見える有人改札は、2018年度中に拡張し、窓口機能を充実させるとしています。
国際展示場駅ホームでは、上り下りともにホームドア設置工事の準備が進んでいます。準備工事は、2018年2月に開始。設置完了時期は、同9月下旬~10月上旬の予定となっています。
国際展示場駅ホームでは、上り下りともにホームドア設置工事の準備が進んでいます。準備工事は、2018年2月に開始。設置完了時期は、同9月下旬~10月上旬の予定となっています。
国際展示場駅下り(大崎方面)ホームの様子。ホームドアのほか、内方線付き点状ブロックなども整備されます。
国際展示場駅下り(大崎方面)ホームの様子。ホームドアのほか、内方線付き点状ブロックなども整備されます。
東京テレポート駅の駅舎(右側)と、工事が進む駅前の様子。左側の箱状の構造物は、増設工事中の改札外エレベーター。地上部と地下の改札階を結びます。
東京テレポート駅の駅舎(右側)と、工事が進む駅前の様子。左側の箱状の構造物は、増設工事中の改札外エレベーター。地上部と地下の改札階を結びます。
東京テレポート駅南側に広がる駅前広場。改修工事が進んでいます。工期は2019年2月末までの予定です。
東京テレポート駅南側に広がる駅前広場。改修工事が進んでいます。工期は2019年2月末までの予定です。
東京テレポート駅の改札口。改札コンコースは地下1階、ホームは地下3階にあります。国際展示場駅同様、有人改札部分(自動改札の奥、円柱後方)は、窓口を広げる工事が予定されています。
東京テレポート駅の改札口。改札コンコースは地下1階、ホームは地下3階にあります。国際展示場駅同様、有人改札部分(自動改札の奥、円柱後方)は、窓口を広げる工事が予定されています。
改札を入り西側に進むと、仮囲いが現われます。エレベーターの増設工事に備えたものです。
改札を入り西側に進むと、仮囲いが現われます。エレベーターの増設工事に備えたものです。
東京テレポート駅のホーム(西側)。地下3階部分から地下1階部分に直通する長いエスカレーターがホームの東西にそれぞれあります。エレベーターはホーム中央部に1基ありますが、西側にもう1基設置されます。
東京テレポート駅のホーム(西側)。地下3階部分から地下1階部分に直通する長いエスカレーターがホームの東西にそれぞれあります。エレベーターはホーム中央部に1基ありますが、西側にもう1基設置されます。

オリンピック・パラリンピックに向け、会場の建設や準備が着々と進んでいますが、鉄道や駅の方もさまざまな取り組みが進行中です。注目される動きがあれば、またリポートしようと思います。

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