日本信号株式会社は19日、双日より、「ジャカルタ都市高速鉄道事業」第2期区間(2A)の信号システム一式を受注したと発表した。受注金額は約60億円。
![ジャカルタ都市高速鉄道(ジャカルタMRT)](https://images.tetsudo.com/news/20240419/site-1116408-2-a-005.jpg)
ジャカルタ都市高速鉄道事業は、ジャカルタ都市圏を南北に貫く構想の路線。現在はルバックブルス~ブンダランHI間約15.7キロの第1期区間が営業しており、日本信号は同区間に「SPARCS」(無線通信による列車制御システム)、「AFC」(券売機、改札機などの運賃収受システム)を納入している。同社では、2019年の第1期区間開業以来、同社製システムが現在まで安定稼働を続けていることが評価され、第2期区間(2A)の信号システム採用に至ったとしている。
![ジャカルタ都市高速鉄道(ジャカルタMRT)の路線図](https://images.tetsudo.com/news/20240419/240419n02.jpg)
![日本信号が納入した信号システム機器](https://images.tetsudo.com/news/20240419/site-1116408-1-a-004.jpg)
第2期区間(2A)は、ブンダランHI~コタ間の約6キロの地下区間。ジャカルタ都市高速鉄道を運営するMRT Jakartaは、第2期区間(2A)を段階的に延伸するとしており、ブンデランHI~モナス間は2027年、モナス~コタ間は2030年の開業を目指している。