伊予鉄グループは27日、伊予鉄道、伊予鉄バスで、交通系ICカード「ICOCA」を導入すると発表した。
ICOCAは、JR西日本が展開する交通系ICカード。物理カードタイプのほか、モバイル端末での利用もできる。今回のICOCA導入で、「Suica」や「PASMO」など、相互利用対象となる全国10種類の交通系ICカードも利用が可能となる。
伊予鉄グループでのICOCAの導入対象は、市内電車と松山空港リムジンバス。2024年3月の利用開始を予定する。同社社長の清水一郎氏は、「システム投資や毎年のランニングコストなど負担は大きいが、利便性向上のために、導入を決めた」とコメントしている。
伊予鉄グループは同日、既存の「ICい~カード」のうち、オートチャージ機能や特典サービスつきの「い~カードゴールド」について、各種特典サービスを終了することを発表した。変更日は、2024年1月1日。特典サービス終了後も、カード自体は引き続き利用できる。