鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

大阪・関西万博会場最寄り駅の名称は「夢洲」駅に正式決定、運行業務は大阪メトロ担当へ

2023年8月25日(金)14時50分

大阪港トランスポートシステムは25日、北港テクノポート線に設置する新駅の名称を「夢洲」(ゆめしま)に決定し、近畿運輸局に届け出た。

北港テクノポート線に乗り入れる予定の大阪メトロ中央線
北港テクノポート線に乗り入れる予定の大阪メトロ中央線

北港テクノポート線は、大阪メトロ中央線のコスモスクエア駅から延伸し、新桜島駅(仮称)へと向かう計画の路線。現在は、コスモスクエア駅と夢洲駅を結ぶ、全長約3.2キロの整備が進められている。同線は、2025年開催予定の大阪・関西万博や、万博開催後に整備される統合型リゾート(IR)のアクセス路線として位置付けられている。新駅は、所在地の名称を採ったもの。従来使用してきた仮称を正式名称として採用した。

北港テクノポート線の路線計画図
北港テクノポート線の路線計画図

また、大阪港トランスポートシステムと大阪メトロは同日、コスモスクエア~夢洲間の鉄道事業について、大阪メトロが第二種鉄道事業者として運行するための許可を、国土交通大臣に申請した。同区間は、施設を大阪港トランスポートシステムが保有する第三種鉄道事業者となり、大阪メトロが運行業務に携わることになる。

大阪港トランスポートシステムは、本運営方式とする申請に至った経緯について、運賃を低く抑え、利用者にとって利便性の高い路線とすることを理由に挙げている。同社が直営で旅客輸送する場合、同社独自の運行管理や保守管理が必要となり、それらを補うための初乗り運賃が必要となる。一方、大阪メトロが第二種鉄道事業者となれば、既存の地下鉄区間と一体的な運営が可能となるとしている。

北港テクノポート線のコスモスクエア~夢洲間は、2024年度末ごろの開業を予定している。

2023年8月25日(金)14時50分更新

鉄道コムの最新情報を無料でお知らせしますプッシュ通知を受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 近鉄新型一般車「8A系」営業運転開始[2024年10月]
  • JR東海「アクロス」機能向上[2024年10月]
  • 福島交通キャッシュレス決済サービス導入[2024年9月~10月頃]
  • 名鉄金山駅ホームドア実証試験開始[2024年10月]

鉄道コムおすすめ情報

画像

700系も順次置き換えへ

500系の引退時期が発表されましたが、700系も順次置き換えられることが明らかになりました。

画像

2027年に500系引退

2027年をめどに運用終了すると発表。N700系の8両短縮編成で置き換えへ。

画像

京都鉄博で「はなあかり」展示

8月30日~9月3日、京都鉄道博物館にて「はなあかり」を展示。8月29日には有料の先行見学会も。

画像

南海7100系復刻塗装

南海7100系の1本が、緑色の復刻塗装に。8月21日に営業運転を開始予定。

画像

「モード」を使いこなそう

カメラの設定は意外と知らずに使っている人も? 上達に不可欠なモード設定について、カメラマンの助川さんが解説します。

画像

7月の鉄道イベント一覧

いよいよ夏本番、鉄道イベントも多数。7月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。