鉄道コム

高松琴平電気鉄道が運賃改定を申請、省エネ車両の導入検討も発表

2023年2月27日(月)17時57分

高松琴平電気鉄道は24日、国土交通省四国運輸局に対し、鉄道旅客運賃の上限変更認可を申請した。

高松琴平電気鉄道の車両
高松琴平電気鉄道の車両

改定後の大人普通運賃は、初乗り区間が200円(現行190円)、43.1キロ以上が810円(現行710円)など。定期旅客運賃については、大人通勤定期運賃(1か月)が初乗り7800円(現行6930円)など、同通学定期運賃(1か月)が初乗り4440円(現行4280円)などとなる。また、高松築港~琴電志度間などに設定している特定運賃も変更する。改定率は、普通運賃が7.9%、定期運賃が9.6%となる。

今回の申請は、燃料費の高騰による運行経費の増加、製造から60年を経過した車両の代替など、今後長期間にわたる経営コストの増加が避けられない状況において、安定した鉄道事業を継続するために実施するもの。同社の運賃改定は、消費税増税によるものを除くと、1995年12月以来約27年ぶりとなるという。運賃改定は、2023年5月ごろを予定する。

あわせて同社は、経営合理化に向けた今後の取り組みについても発表。製造後60年を経過する車両について、省エネルギー車両への更新を検討するとしている。

2023年2月27日(月)17時57分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 身延線(鰍沢口~甲府間)TOICA導入[2025年秋]
  • 大山観光電鉄タッチ決済乗車サービス導入[2025年秋頃]
  • E3系「はこビュン」専用車両運転開始[2025年秋]
  • 新潟駅・長岡駅 顔認証改札機実証実験[2025年秋ごろ]
  • 東急3000系リニューアル車営業運転開始[2025年秋ごろ]
  • 長崎電気軌道タッチ決済乗車サービス実証実験開始[2025年秋ごろ]

鉄道コムおすすめ情報

画像

鉄道カメラマンの舞台裏とは

鉄道カメラマンの仕事には、予想外のできごとも!? プロの鉄道カメラマンである助川康史さんが、ハラハラな取材行をご紹介!

画像

東武「スペーシア」台湾へ

「日光詣」スペーシア先頭車を、台湾の台北駅で展示。2025年度冬からを予定。

画像

阪神1000系新デザイン

阪神1000系の「Re Vermilion」デザインが発表。第1編成は8月下旬に登場予定。

画像

新型「指定席券売機」

JR東日本が、7月から新型の指定席券売機を順次導入。画面はシンプルな構成に。従来機も10月に画面を更新予定。

画像

元泉北車のカラーどうなる?

泉北高速鉄道が南海に吸収合併されてから約3か月。元泉北車の色はどうなる?南海に今後の予定を聞きました。

画像

7月の鉄道イベント一覧

いよいよ夏本番、鉄道イベントも多数。7月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。