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JR北が多目的特急形気動車のデザインを発表、特急「宗谷」などで運用

2019年10月17日(木)14時43分

261系5000代「はまなす」編成(イメージ)
261系5000代「はまなす」編成(イメージ)

JR北海道は17日、新たに導入する多目的用車両の車内外デザインを発表した。

多目的車両は、「スーパー北斗」などに使用する261系1000代をベースとした「261系5000代」。「ノースレインボーエクスプレス」や、9月に引退した「クリスタルエクスプレス」の後継車両となる。製造数は5両編成2本で、それぞれ「はまなす」編成、「ラベンダー」編成と命名。外観は、各編成の愛称をイメージしたカラーリングとする。

車内では、1号車にフリースペースを設置。窓向き席のカウンター席と、大型テーブルを備えたボックス席の2パターンの座席配置で、イベント時における料理の提供も考慮している。デッキ付近には、特産品などの販売を考慮した簡易販売カウンターを設けるほか、個室としても利用できる掘りごたつ式の多目的室を設置する。

2号車~5号車については、1000代と同様、2人掛けリクライニングシートを設置。従来の背面テーブルに加え、座席を向かい合わせとした際にも使用できるインアームテーブルを設置する。また、全席に携帯・PC用コンセントを設置。公衆無線LAN装置も搭載する。各車に設置する荷物置場と、2号車に設置する車いすスペースについては、ともに1000代より多い2か所ずつの設置となる。

261系5000代は、はまなす編成が2020年10月ごろ、ラベンダー編成が2021年4月ごろ、それぞれ運用を開始する予定。「フラノラベンダーエクスプレス」などの臨時列車や、観光貸切列車、修学旅行列車などの団体専用列車、特急「宗谷」などの定期列車に充当するとしている。

2019年12月11日(水)16時47分更新
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