鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

鉄道電力設備に無線式センサを本格導入、JR東

2018年10月30日(火)15時38分

新システム概要
新システム概要

JR東日本東京支社は23日、鉄道電力設備に無線式センサシステムを本格導入すると発表した。

今回導入する無線式センサシステムは、電力係員が簡単に設備状況を収集できるようにするもの。無線式センサ(温度センサ付きRFIDタグ)と、携帯型データ収集装置、専用スマートフォンで構成する。変電所からの電力を架線に供給する「き電線」同士の接続部に、温度センサ付きRFIDタグを設置。温度センサが計測した接続部の温度データを、列車で巡回する係員が専用端末から読み出すことができる。無線式センサは太陽光パネルを搭載しており、外部電源を必要としない。

き電線は、経年劣化により電気抵抗が増え、発熱する傾向がある。従来の作業では、2年に1度、係員が接続部のある現場へ巡回し、沿線からサーモカメラを使用して温度を測定していた。同社は2015年4月以降、常磐線北千住~我孫子間の一部区間において実証実験を進めてきたが、一定の効果が確認できたとして、今回の導入へと繋がった。システム導入により、係員のさらなる安全確保のほか、メンテナンスの効率化や品質向上が可能となる。

JR東日本は無線式センサシステムを、常磐快速線北千住~取手間、常磐緩行線綾瀬~取手間で2019年1月に導入する。また、総武線錦糸町~津田沼間、根岸線横浜~大船間にも、順次導入するとしている。

2018年10月30日(火)15時38分更新

鉄道未来インデックス

  • 阪急京都線座席指定サービス「PRiVACE」導入[2024年7月]
  • 阪急2000系・2300系導入[2024年夏]
  • 駒沢大学駅リニューアル工事竣工[2024年夏]
  • 相鉄ゆめが丘駅リニューアル工事完成[2024年夏ごろ]
  • 津山駅リニューアル工事完了[2024年夏ごろ]
  • 京成 関東鉄道100パーセント子会社化[2024年9月1日(日)]
  • 大阪駅西側新改札口全面開業[2024年夏]

鉄道コムおすすめ情報

画像

めでたいでんしゃの「祖先」

7月13日に南海の観光列車「はじまりの『めでたいでんしゃ』」がデビューへ。2000系を改造。

画像

西武「2色塗り」復刻

2000系1本を対象に、1961年まで使用のデザインでラッピング。ただし先頭部のみ。

画像

特別仕様車イベント走行

銀座線1000系特別仕様車で実施。車内照明の色味変更や「予備灯」点灯でレトロ感を演出。

画像

京急ファミリーフェスタ

5月26日、久里浜工場にて開催。子ども向けのイベントが中心で、今年度は親子限定の事前申込制。

画像

あえて「車両が無い」鉄道写真

鉄道写真は、車両が写っている写真だけではありません。列車以外の鉄道写真の撮り方を、カメラマンの助川さんが解説します。

画像

5月の鉄道イベント一覧

新緑がまぶしい季節となりました。5月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。