鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

門司港駅のリニューアル工事を竣工へ、JR九州

2018年7月28日(土)13時12分

門司港駅復原駅舎(イメージ)
門司港駅復原駅舎(イメージ)

JR九州は25日、リニューアル工事中の門司港駅について、2019年3月にグランドオープンすると発表した。

現在の門司港駅の駅舎は、1914年に開業したもの。1988年には鉄道駅として日本で初めて重要文化財に指定されている。リニューアル工事は、2012年より開始。開業当時の姿を復原するための工事が、駅舎の内外で進められてきた。

駅舎の外観は、外壁へ石貼り風にモルタルを塗布。屋根には天然の石盤を葺く。後年に設置された正面車寄せの庇は取り除く。屋根に設置された大時計は、九州初の電気時計という歴史的価値を尊重し、リニューアルにあわせ新調する。

内装についても、外観同様に創建当時の姿に復原する。かつての三等待合室は、淡い黄色に塗装した腰壁・天井や、白い漆喰壁のデザインに復原。また、構造補強も兼ね、エレベーターを新設する。旧三等待合室は、グランドオープン後はカフェとして活用する。レストランとして活用予定の2階食堂についても、こげ茶色のワニス塗装を施した腰壁と天井、白い漆喰壁など、かつての姿を再現する。

駅舎のグランドオープンは、2019年3月。オープンと同時に、かつて門司港駅で営業していた「みかど食堂」を再現した「みかど食堂 by NARISAWA」が、1階カフェと2階レストランにオープンする。駅機能については、2018年11月10日に切り替え。みどりの窓口と券売機を、復原駅舎に移設する。

2018年7月28日(土)13時12分更新

鉄道未来インデックス

鉄道コムおすすめ情報

画像

めでたいでんしゃの「祖先」

7月13日に南海の観光列車「はじまりの『めでたいでんしゃ』」がデビューへ。2000系を改造。

画像

西武「2色塗り」復刻

2000系1本を対象に、1961年まで使用のデザインでラッピング。ただし先頭部のみ。

画像

特別仕様車イベント走行

銀座線1000系特別仕様車で実施。車内照明の色味変更や「予備灯」点灯でレトロ感を演出。

画像

京急ファミリーフェスタ

5月26日、久里浜工場にて開催。子ども向けのイベントが中心で、今年度は親子限定の事前申込制。

画像

あえて「車両が無い」鉄道写真

鉄道写真は、車両が写っている写真だけではありません。列車以外の鉄道写真の撮り方を、カメラマンの助川さんが解説します。

画像

4月の鉄道イベント一覧

いよいよ新年度。本年度も鉄道コムをよろしくお願いします。鉄道旅行や撮影の計画は、イベント情報から。