鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

鉄道コらム

銚子電鉄が「新型」導入、でも「鉄道車両じゃない」その内容とは? 今週一週間の鉄道ニュース

2024年6月23日(日) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

一週間の鉄道ニュースの中から、鉄道コム注目の話題をご紹介するこの連載。まず取り上げるのは、銚子電気鉄道が導入した「新型」の話題です。

銚子電気鉄道の車両
銚子電気鉄道の車両

銚子電鉄は18日、同社の公式X(旧Twitter)アカウントで、「銚子電鉄、新型を導入!」と、ある機械を同社敷地に搬入した動画を投稿しました。その機械とは、新しい鉄道車両……ではなく、「ぬれ煎餅」の製造マシン。かつて同社倒産の危機を救ったこともある名物製品のための機械でした。機械の側面には「ヌレ4343」と形式(?)も記載されており、SNS上でも話題となっています。

この機械が搬入されたのは、銚子市内にある工場。この工場には、同社直営売店「ぬれ煎餅駅」が併設されており、ぬれ煎餅をはじめとする同社のお土産が購入できます。

もう一つご紹介するのは、JR西日本が18日に発表したおトクなきっぷ。7月5日に発売する「WESTERポイント全線フリーきっぷ」です。

このきっぷは、発売額の一部または全額を同社グループの「WESTERポイント」で支払うことで購入できる商品。価格は全額ポイント支払いが大人9000ポイント、子ども4500ポイント、一部ポイント支払いが大人1000ポイント+1万4000円、子ども1000ポイント+7000円です。利用期間は7月20日から9月13日まで(一部制限あり)。JR西日本全線などで、新幹線・特急列車の普通車指定席(一部ポイント支払いは指定席の利用回数制限あり)が、全額ポイント支払いでは3日間、一部ポイント支払いでは1日間利用できます。

JR西日本では、2020年に同社全線が乗り放題のきっぷ「どこでもドアきっぷ」を、2021年にも同様の「どこでもきっぷ」を、それぞれ発売していました。その価格は、前者(3日用)は大人1万8000円~、後者は大人2万2000円でした。今回のきっぷは、一部または全額をポイントで支払う必要があり、その点のハードルこそありますが、金額換算すれば非常におトクなきっぷです。今回はこの夏限定での発売ですが、今後も同様の商品が展開されるのでしょうか。

 

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

関連鉄道コらム

関連鉄道イベント情報

鉄道コムおすすめ情報

画像

超短距離の「カシオペア」

ツアー列車「カシオペア紀行」が、11月1日に「超短距離」で運転。その区間とは?

画像

2024東武ファンフェスタ

東武鉄道南栗橋車両管区の公開イベント。今年は12月1日に開催。

画像

運休が「出雲」のみの理由は

10月14日から一部日を除き運休となっている「サンライズ出雲」。なぜ「出雲」が対象なのでしょうか。JR西日本に聞きました。

画像

今の場所にはなかった横浜駅

日本初の鉄道開業区間に含まれる横浜駅ですが、1872年当時の同駅は、現在の横浜駅とは別物でした。その歴史をたどります。

画像

西武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は西武編です。

画像

10月の鉄道イベント一覧

芸術、食欲、そして鉄道の秋。鉄道の日イベントの情報は、イベントページのカレンダーから。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。