鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

鉄道コらム

地下鉄・東急直通から「サイレント撤退」? 西武6000系アルミ車両、今後はどこを走るか

2024年4月20日(土) 鉄道コムスタッフ 井上拓己

2024年4月初旬、何気なくSNSを眺めていた筆者に、多数の目撃情報が入ってきました。

それは、「西武6000系アルミ車両が、地下鉄直通運用を一斉に外された」というもの。

西武6000系は、1992年にデビューした地下鉄有楽町線直通用の車両(2013年以降は副都心線、東急東横線などにも乗り入れ)。西武で初めて、車体カラーに青色を採用しました。車体の材質は、初期の車両がステンレス、1996年以降に登場した後期の車両がアルミとなっています。

2017年に新たな地下鉄直通対応車両の40000系がデビューした後も、しばらくは6000系に大きな動きはありませんでしたが、2023年以降、ステンレス車両の一部が地下鉄直通の任を解かれ、新宿線に転属しています。今回の、アルミ車両が予告なしに地下鉄直通運用から外されたこと、いうなれば「サイレント撤退」は、それに続く大きな動きであるといえます。

東急東横線を走る西武6000系アルミ車両。これまで当たり前に見られた「元町・中華街」の表示は見納めとなりました
東急東横線を走る西武6000系アルミ車両。これまで当たり前に見られた「元町・中華街」の表示は見納めとなりました

ここで気になるのが、「サイレント撤退」した車両の今後。地下鉄直通の任を解かれた6000系の今後などについて、西武鉄道の広報に話を聞きました。

まず、6000系アルミ車両などが直通運用から外された理由は、40000系の導入による置き換えであるとのこと。また、40000系には座席転換できる車両とロングシート仕様の車両の2タイプがありますが(現在、前者の直通運用は「S-TRAIN」が中心)、前者を直通の一般列車に投入し、撤退した6000系の穴を埋めるかについては未定だそうです。今後、直通対応車両がいずれ40000系で統一されるのかは、その時期を含めて未定と説明。なお、6000系アルミ車両の新宿線転属については、現時点で予定はないといいます。

池袋線から新宿線に転じた6000系ステンレス車両。アルミ車両がこちらに転属する予定は、現状ないとのこと
池袋線から新宿線に転じた6000系ステンレス車両。アルミ車両がこちらに転属する予定は、現状ないとのこと

西武線内専用車となったいま、今後、6000系アルミ車両が地下鉄線や東急線を走ることは基本的になくなります。車両は残っても、今回のような「サイレント撤退」などで、これまで走っていた場所から姿を消すこともあるのです。世代交代により、運用範囲が変わってきている6000系。珍しさもなかった同車の直通運用も、今後は貴重なものになるのかもしれません。

鉄道コムおすすめ情報

画像

「プライベース」7/21開始

阪急の座席指定サービス「PRiVACE」、7/21にサービス提供を開始。試乗会の開催も。

画像

京成「3200形」2025年冬登場

京成電鉄の新型車両「3200形」。フレキシブルに変更できる車両で、24年度は6両を導入。

画像

夏臨の185系わずか2列車のみ

2024年夏の臨時列車では、185系の充当列車は「谷川岳もぐら」「谷川岳ループ」のみ。今後どうなるのでしょうか。

画像

京王に新型「2000系」導入へ

「ラウンド型」のデザインを持つ新型車両。2026年初めに営業運転を開始。

画像

あえて「車両が無い」鉄道写真

鉄道写真は、車両が写っている写真だけではありません。列車以外の鉄道写真の撮り方を、カメラマンの助川さんが解説します。

画像

5月の鉄道イベント一覧

新緑がまぶしい季節となりました。5月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。

画像

特急「185」投稿写真募集中!

185系による臨時特急「185」。みなさまが撮影した写真を大募集!投稿はこちらから。