鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

新駅や新線の開業に、旧型車両の引退 2023年3月のダイヤ改正、何が変わる?

2023年3月16日(木) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

かつての私鉄最速達列車が廃止に 東日本の私鉄のダイヤ改正

相鉄・東急直通線の開業に関連したもの以外にも、一部の私鉄がダイヤを改正します。

東武鉄道では、東上線で種別の改廃をともなう変更を実施。快速急行が朝霞台駅に、急行が朝霞駅に、準急が上板橋駅に新たに停車。加えて、快速急行は川越~小川町間が各駅停車となります。さらに、快速がダイヤ改正にあわせて廃止。東武鉄道全体から快速という種別が消滅します。

東武東上線の列車
東武東上線の列車

秩父鉄道では、急行「秩父路」の運転区間が拡大し、羽生~影森・三峰口間での運転に。羽生~熊谷間での運転は2021年に取り止められており、約2年ぶりの復活となります。また、西武線直通列車は、三峰口駅発着が1往復削減される一方、長瀞行きの列車は秩父鉄道線内が新種別「直通急行」としての運転に変わります。

北越急行では、ほくほく線の最速達種別「超快速『スノーラビット』」が廃止され、定期列車は全てが普通列車となります。

「超快速『スノーラビット』」
「超快速『スノーラビット』」

「超快速」は、2015年に廃止された在来線特急「はくたか」の後を引き継いで設定された列車。運転開始当時は、越後湯沢~直江津間の途中停車駅を十日町駅のみに絞り、料金不要の快速列車ながら、特急列車と遜色ない速達サービスを提供していました。また、愛称の「スノーラビット」は、「はくたか」に使用されていた同社681系の愛称を引き継いだもの。速達性だけでなく精神面でも、特急列車を引き継いだ列車となっていました。

鉄道コムおすすめ情報

画像

夏臨の185系はわずか2列車のみ

2024年夏の臨時列車では、185系の充当列車は「谷川岳もぐら」「谷川岳ループ」のみ。今後どうなるのでしょうか。

画像

デビュー20年超の東急車リニューアルへ

2024年度設備投資計画で発表。3000系以外も対象に?東急広報へ聞きました。

画像

近鉄新型の形式名は「8A系」

新型一般車両「8A系」。2024年10月に奈良線・京都線でデビュー。2025年度には名古屋線にも。

画像

「表定速度」日本最速は?

「表定速度」が最も速い列車は? 新幹線と在来線の各列車を見る2024年度版ランキング

画像

あえて「車両が無い」鉄道写真

鉄道写真は、車両が写っている写真だけではありません。列車以外の鉄道写真の撮り方を、カメラマンの助川さんが解説します。

画像

5月の鉄道イベント一覧

新緑がまぶしい季節となりました。5月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。

画像

特急「185」投稿写真募集中!

185系による臨時特急「185」。みなさまが撮影した写真を大募集!投稿はこちらから。