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和田岬線103系の今後はどうなる? 今週一週間の鉄道注目ニュース

2022年12月25日(日) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

いよいよクリスマス。そして2022年も残すことあとわずかになりました。そんな今週(12月19日~25日)1週間の鉄道ニュースの中から、鉄道コム注目の話題をご紹介します。

JR西日本と日本旅行は19日、「網干総合車両所 明石支所103系見学ツアー」を開催すると発表しました。和田岬線で活躍する103系の撮影会で、1月から3月にかけて、計6回開催されます。

和田岬線用の103系
和田岬線用の103系

和田岬線用の103系は、国鉄時代に製造された「低運転台」の面影を残す、最後の現役編成。2022年3月のダイヤ改正で奈良線の103系が引退して以降は、貴重な1本としてファンから注目されていました。その今後については発表されていませんが、ダイヤ改正の減便で新しめの車両に余剰が発生していたり、これまで存在しなかった207系の6両編成が目撃されたりと、ここ最近はファンから今後を不安視する声も。一体、いつまでその懐かしい走りを見せてくれるのでしょうか。

もう一つの話題は、JR東日本秋田支社による、「クルージングトレイン」引退のニュース。2023年3月末で運用を終了すると発表されました。

引退する「クルージングトレイン」
引退する「クルージングトレイン」

クルージングトレインは、もとは1997年に「リゾートしらかみ」としてデビューした車両。2003年に「橅(ブナ)編成」が登場して以降は、「青池編成」と名乗っていました。2代目青池編成が登場すると、先頭車のみがクルージングトレインとして再出発。秋田・青森県内の臨時列車を中心に活躍してきました。

この車両の種車をたどると、1984年または1987年に製造されたキハ40系の一般車両。製造から10年または13年でリゾートしらかみに改造され、今日まで25年間活躍してきました。元の姿よりも改造後の姿で過ごした時間の方が長いというこの車両も、まもなく引退の時を迎えます。

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