鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

東武が新型特急「N100系」導入、ラウンジやカフェカウンターを設置

2021年11月11日(木)15時27分

東武鉄道は11日、特急「スペーシア」の後継となる特急型車両「N100系」を導入すると発表した。

新型車両のN100系(イメージ)
新型車両のN100系(イメージ)

N100系は、1990年にデビューした100系「スペーシア」の後継となる車両。6両固定編成で、4本24両を導入する。「スペーシアの後継モデル」としているが、N100系の車両愛称はまだ決定していない。

車両のコンセプトは「Connect & Updatable~その人、その時と、つながり続けるスペーシア~」。鉄道の物理的なつながりに留まらず、様々な情報やサービスを更新し提供することで、車両に乗り込んだ瞬間から「自分だけの最適な日光・鬼怒川エリア」とつながることができ、幾度も同エリアを訪れたくなる特急を目指す。

車両のデザインは、現行の「スペーシア」を現代風に進化させたフォルム。日光東照宮の陽明門、唐門、御本社に塗られた「胡粉(ごふん)」の白を彷彿とさせるカラーリングとし、窓枠は鹿沼の「組子」や江戸の「竹編み細工」を連想させる形状とする。

現行の100系「スペーシア」
現行の100系「スペーシア」

車内では、現行の「スペーシア」と同様に個室を引き続き設置。新たにラウンジやカフェカウンターなども設ける。1編成あたりの座席定員は212席で、現行「スペーシア」の288席よりも76席減少する。

N100系のデビュー時期は、2023年を予定。東武鉄道では、「スペーシアが築いてきた伝統や認知度・イメージを維持・継承しながら、より上質なフラッグシップ特急を導入し、同エリアの観光需要喚起を図る」としている。また、N100系の運行に要する使用電力相当分を全て再生可能エネルギー由来の電力へと実質的に置き換え、カーボンニュートラルな運行も実現するという。

2021年11月11日(木)15時27分更新

鉄道未来インデックス

  • 阪神梅田駅改良工事竣工[2024年春ごろ]
  • 泉北高速鉄道12000系新デザイン営業運転開始[2024年5月30日(木)]
  • ひたちなか海浜鉄道湊線延伸開業[2024年春]
  • 磐越東線小川郷駅新駅舎供用開始[2024年春ごろ]
  • 富士山麓電気鉄道三つ峠駅駅舎リニューアル工事完了[2024年5月]

鉄道コムおすすめ情報

画像

夏臨の185系はわずか2列車のみ

2024年夏の臨時列車では、185系の充当列車は「谷川岳もぐら」「谷川岳ループ」のみ。今後どうなるのでしょうか。

画像

デビュー20年超の東急車リニューアルへ

2024年度設備投資計画で発表。3000系以外も対象に?東急広報へ聞きました。

画像

近鉄新型の形式名は「8A系」

新型一般車両「8A系」。2024年10月に奈良線・京都線でデビュー。2025年度には名古屋線にも。

画像

「表定速度」日本最速は?

「表定速度」が最も速い列車は? 新幹線と在来線の各列車を見る2024年度版ランキング

画像

あえて「車両が無い」鉄道写真

鉄道写真は、車両が写っている写真だけではありません。列車以外の鉄道写真の撮り方を、カメラマンの助川さんが解説します。

画像

5月の鉄道イベント一覧

新緑がまぶしい季節となりました。5月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。

画像

特急「185」投稿写真募集中!

185系による臨時特急「185」。みなさまが撮影した写真を大募集!投稿はこちらから。