鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

鉄道コらム

リアル「どうでしょう」ができる? 今週一週間の鉄道ニュース

2022年7月10日(日) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

今週一週間(7月4日~10日)のニュースから、鉄道コム注目の話題をご紹介します。

まず最初にご紹介するのは、JR東日本の「どこかにビューーン!」。同社グループのポイントサービス「JRE POINT」の引換で利用できる新幹線の特典きっぷですが、どこが目的地になるか申込時にはわからないという、「ガチャ」のようなサービスです。

JR東日本の新幹線
JR東日本の新幹線

発地は東京、上野、大宮の各駅で、目的地はこの3駅から約150キロ以上となるJR東日本の新幹線各駅。申込時に候補が4つ示され、その中から1つがランダムに選ばれます。引換に必要なポイント数は6000ポイントで、通常のポイント引換特典よりも割安なのが魅力です。サービス開始は12月ですが、9月から10月にかけては首都圏でプレイベントが開催される予定です。

同様のサービスは、日本航空が「どこかにマイル」を提供しており、人気を博しています。また、つい一週間前の1日には、JR西日本が7か所をランダムに目的地として選ぶきっぷ「サイコロきっぷ」を発表していました。ネット上では「『水曜どうでしょう』ができる!」といった声が見られ、人気を博すこと間違いありません。

車両の話題もご紹介します。7月3日、JR貨物のEF66形27号機が運用に入り、7日には首都圏にも姿を現しました。同機は5月に定期運用から撤退したと告知されており、3か月ぶりの運用復帰となりました。

EF66形27号機
EF66形27号機

EF66形27号機は、同型式では最後となった0番台の現役車両。かつて寝台列車をけん引していた車両とほぼ同じスタイルから人気を集めていました。2022年春に定期運用を退いたと告知されていますが、今回久々に貨物列車をけん引する姿が見られました。

とはいえ、既に定期運用から退いたとされる27号機の活躍は、そう長くはなさそうです。現役を続けるための検査の期限は刻一刻と迫っており、臨時運用で姿を現す姿があと何度見られるのかが注目されます。

関連鉄道コらム

関連鉄道リポート

関連鉄道未来ニュース

鉄道コムおすすめ情報

画像

京王に新型「2000系」導入へ

「ラウンド型」のデザインを持つ新型車両。2026年初めに営業運転を開始。

画像

近鉄新型の形式名は「8A系」

新型一般車両「8A系」。2024年10月に奈良線・京都線でデビュー。2025年度には名古屋線にも。

画像

西武「NRE」置き換えへ

2026年度にも新宿線の有料着席サービスを刷新。10000系「ニューレッドアロー」は置き換えへ。

画像

「表定速度」日本最速は?

「表定速度」が最も速い列車は? 新幹線と在来線の各列車を見る2024年度版ランキング

画像

あえて「車両が無い」鉄道写真

鉄道写真は、車両が写っている写真だけではありません。列車以外の鉄道写真の撮り方を、カメラマンの助川さんが解説します。

画像

5月の鉄道イベント一覧

新緑がまぶしい季節となりました。5月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。