利便性向上を目指す七隈線
2005年に開業した福岡市営地下鉄七隈線は、天神南駅で地下鉄空港線と接続していますが、天神南駅と空港線の天神駅とは500メートルほど離れているため、利便性が良いとは言えません。この状況を改善するため、福岡市では七隈線を博多駅に延伸する事業を進めています。
建設中の区間は、天神南~博多間の約1.4キロ。国体通りとはかた駅前通りの地下を走るルートで、途中のキャナルシティ博多付近に途中駅が設置されます。
2021年1月現在は、天神南駅と途中駅の間はトンネル掘削工事が終了し、レールの敷設工事を実施中。途中駅と博多駅の間のトンネルも、掘削が終了しています。一方、博多駅となる部分では、2016年に大規模な陥没事故が発生した影響で、工事が遅延。現在もトンネル本体の工事が進められています。
天神南~博多間の開業は、当初は2020年度の予定でした。しかしながら、先述の陥没事故の影響で工事は遅延。開業時期を2022年度に定め、改めて工事が進められています。