鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

3月12日の新ダイヤ発表(2)西の5特急愛称消滅

2010年12月21日(火)23時39分

来年3月12日にダイヤ改正を実施するJR東海、JR西日本、JR四国、JR九州は17日、改正の概要を発表した。2回目の本記事では、5つの特急列車の愛称が消滅するJR西日本の在来線の改正内容を紹介する。

JR西日本では近畿エリアで新型車両の導入を進めており、新型車両の運転本数が増加する。

北陸方面の特急には683系4000番台が増備され、大阪~富山間の特急「サンダーバード」がすべて683系4000番台となる。また、大阪~金沢間の特急はすべてが「サンダーバード」の681系または683系による運転となり、485系による特急「雷鳥」の定期列車は廃止となる。

北近畿方面の特急には新たに287系が順次投入され、来年6月時点で、北近畿地区と京阪間を結ぶ列車の半分以上が287系による運転となる。新型車両の導入にあわせて列車名が全面的に見直され、5つの特急列車名がダイヤ改正で消滅する。新大阪駅発着の「北近畿」は「こうのとり」へ変更、「文殊」と「タンゴエクスプローラー」は廃止、京都駅発着の「たんば」は「きのさき」へ統合、「タンゴディスカバリー」は「はしだて」や「まいづる」に統合される。北近畿タンゴ鉄道に乗り入れる列車は、新大阪駅発着が廃止され京都駅発着のみとなる。

近郊形車両は、225系の増備により、琵琶湖線、JR京都線、JR神戸線の土休日の新快速がすべて12両編成になる。また、521系の増備により、敦賀~金沢間の旧型車両の一部が置き換わる。

次の改正では、大阪駅に直通する快速列車が増える。阪和線と大和路線では、昼間時に1時間あたり6本運行している普通列車のうち、それぞれ2本が快速列車へ変更となり、大阪駅を経由する「関空/紀州路快速」と「大和路快速」が、約20分間隔から約15分間隔に変わる。JR宝塚線では、昼間時に運転している宝塚方面とJR東西線との直通列車が廃止となり、大阪駅発着の快速が30分間隔から15分間隔に変わる。

このほか、琵琶湖線の新快速が南草津駅に、大阪環状線の快速が大正駅に停車するようになる。また、「はるか」の臨時列車や「はんわライナー」の運転取りやめなどが実施される。

2010年12月21日(火)23時39分更新

鉄道未来インデックス

  • 阪急2000系・2300系導入[2024年夏]
  • 駒沢大学駅リニューアル工事竣工[2024年夏]
  • 相鉄ゆめが丘駅リニューアル工事完成[2024年夏ごろ]
  • 津山駅リニューアル工事完了[2024年夏ごろ]
  • 京成 関東鉄道100パーセント子会社化[2024年9月1日(日)]
  • 大阪駅西側新改札口全面開業[2024年夏]

鉄道コムおすすめ情報

画像

東上線に新型車両導入へ

9000系の置き換えに向け、車両の設計を開始。2024年度の東武鉄道鉄道事業設備投資計画で発表。

画像

めでたいでんしゃの「祖先」

7月13日に南海の観光列車「はじまりの『めでたいでんしゃ』」がデビューへ。2000系を改造。

画像

特別仕様車イベント走行

銀座線1000系特別仕様車で実施。車内照明の色味変更や「予備灯」点灯でレトロ感を演出。

画像

西武「2色塗り」復刻

2000系1本を対象に、1961年まで使用のデザインでラッピング。ただし先頭部のみ。

画像

あえて「車両が無い」鉄道写真

鉄道写真は、車両が写っている写真だけではありません。列車以外の鉄道写真の撮り方を、カメラマンの助川さんが解説します。

画像

5月の鉄道イベント一覧

新緑がまぶしい季節となりました。5月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。