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相鉄、都心直通用新型車両を導入

2017年6月6日(火)18時9分

20000系(イメージ)
20000系(イメージ)

相模鉄道は5日、新型車両20000系を導入すると発表した。2017年12月に営業運転を始める予定。

導入する新型車両20000系は、神奈川東部方面線事業のうち、「相鉄・東急直通線」向けに新造する車両。日立製作所が製造し、相鉄グループの創立100周年の節目にあわせ、2017年12月に10両編成1本を投入する。同社グループの「デザインブランドアッププロジェクト」のコンセプトを反映した車両とし、外観の基調色は横浜の海をイメージした濃紺色「YOKOHAMA NAVYBLUE」を使用。内装の基調色は、グレーを用いる。車内設備では、昼と夜で色調が変わる調光機能つきの照明、「ナノイー」搭載の空気清浄機、停車中に乗客がドアの開閉を行える「個別ドアスイッチ」を導入。鏡やブラインドも取り付ける。優先席の一部には立ち座りを容易にする「ユニバーサルデザインシート」を設置。ベビーカー・車いす用のフリースペースは、全車両に設ける。また、車内の開放感を高めるため、天井を高くするとともに、ガラス製の荷棚、大型仕切り板、貫通扉を使用。ドア上には、21.5インチの大型案内表示器を設ける。VVVFインバータ制御装置は、SiC(シリコンカーバイド)素子を使ったタイプを採用する。

20000系車両は、11000系以来9年ぶりとなる新型車両。相鉄・東急直通線の開業予定時期である2022年度下期までに順次導入する。1975年デビューの7000系車両は、20000系の投入により置き換える。

2017年6月6日(火)18時9分更新

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