JR東日本は8日、原宿駅、千駄ヶ谷駅、信濃町駅の3駅を対象に実施する駅改良工事の概要を発表した。
3駅の改良工事は、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」を見据えたもの。会期中の利用が多く見込まれることから、3駅合計で約250億円をかけて改良する。原宿駅では、西側の臨時ホームを外回り列車専用ホームとして整備するほか、線路とホームの上に2層の駅舎を新設。改札口、コンコース、トイレをそれぞれ拡張する形で設け、混雑緩和を図る。エレベーターの増設や、新たな出入口「明治神宮口」の新設なども行う。千駄ヶ谷駅では、現在使用していない臨時ホームを新宿方面の専用ホームにするほか、同ホームと現行ホーム（御茶ノ水方面）にホームドアを設置。改札口は新宿寄りに移したうえで拡張し、コンコースやトイレのスペースも広げる。エスカレーターやエレベーターの増設なども行う。信濃町駅では、ホームドアの新設、エレベーターの増設などを実施する。
同社では、競技会場周辺の駅のほか、ベイエリア競技会場などへの主な乗り換え駅について、改札口やコンコースの拡張、バリアフリー設備の拡充などの改良を計画していくとしている。
