JR東日本は13日、乗務員にタブレット端末「iPad mini」を持たせ、輸送障害時の迅速な対応や案内などに活用すると発表した。2013年度中に開始し、首都圏から順次導入する。
タブレット端末の携帯は、同社の乗務員(運転士と車掌)全員が対象。導入後は、列車の遅延などで乗務員の担当列車が変更になった場合に、乗務員が携行する「iPad mini」に新たな列車の時刻表を直接送付し、対応の迅速化を図る。また、乗務員はウェブサイトを通じた運行情報の確認や、電子化された異常時用のマニュアルの閲覧が可能になる。
導入台数は約7000台。端末のサポートや、業務に必要なアプリケーションの提供は、ソフトバンクテレコムが行う。
JR東日本では、すでに主要駅にタブレット端末を配備し、駅員が案内業務などで使用している。