鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

東武、鉄道駅バリアフリー料金制度による運賃加算を実施、2023年3月

2022年10月19日(水)15時29分

東武鉄道は19日、駅設備をはじめとした施設のバリアフリー化推進を目的に、運賃を加算すると発表した。

東武鉄道の車両
東武鉄道の車両

加算額は、普通運賃が大人10円、通勤定期が大人1か月600円などで、子ども運賃は料金加算後の大人運賃の半額となる。なお、通学定期は加算の対象外とする。対象路線は東武線全線で、年間徴収額は25億7100億円を見込む。

加算運賃の一覧
加算運賃の一覧

今回の運賃加算は、国が創設した「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用するもの。東武鉄道は現在、ホーム柵、エレベーター、バリアフリートイレといった駅バリアフリー設備の導入を進めている。

同社は今回、ホーム柵整備について新たな計画を策定。今後、2025年度までに25駅、2035年度までに85駅への設置を予定し、将来的には都心に直通する東武本線押上・浅草~久喜・南栗橋間、東上線池袋~森林公園間、野田線(東武アーバンパークライン)全駅の計99駅に整備するとしている。

可動式ホーム柵
可動式ホーム柵
ホーム柵設置計画
ホーム柵設置計画

駅設備のバリアフリー化については、1日あたりの利用者が3000人以上、および2000人以上かつ自治体が策定するバリアフリー基本構想の生活関連施設に指定された駅(計128駅)を対象に、2025年度までに実施する。このほか、ホームと車両の段差および隙間の縮小、トイレの洋式化・リニューアルなどの促進、すでに整備されているバリアフリー設備の適切な維持管理、更新も実施する。

運賃の加算は、2023年3月頃の開始を予定する。

2022年10月19日(水)15時29分更新

鉄道未来インデックス

  • 大阪駅西側新改札口全面開業[2024年夏]
  • 広島電鉄 新乗車券システム「MOBIRY DAYS」本格導入[2024年9月]
  • 秩父鉄道運賃改定[2024年10月1日(火)]
  • 伊予鉄道運賃改定[2024年10月1日(火)]
  • 近鉄新型一般車「8A系」営業運転開始[2024年10月]
  • JR東海「アクロス」機能向上[2024年10月]

鉄道コムおすすめ情報

画像

113系福知山色復刻

福知山地区で活躍する113系で「福知山色」が復刻。6月5日から山陰本線などで運転。

画像

京都鉄道博物館で12系展示

京都鉄道博物館で12系の展示や「SLスチーム号」客車変更など実施。オハフ12形は夏に廃車予定。

画像

3200形「フレキシブルに変更」の意味は?

京成電鉄の新型車両「3200形」。組成内容や連結器の秘密を同社に聞きました。

画像

「キャニオンルート」年内断念

新たな観光ルート「黒部宇奈月キャニオンルート」、黒部峡谷鉄道の鉄橋被災で年内開放を断念。

画像

あえて「車両が無い」鉄道写真

鉄道写真は、車両が写っている写真だけではありません。列車以外の鉄道写真の撮り方を、カメラマンの助川さんが解説します。

画像

6月の鉄道イベント一覧

梅雨のシーズンでもイベントは多数開催。6月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。

画像

相鉄10000系リバイバル車投稿写真募集中!

相鉄10000系のリバイバルラッピング車両。みなさまが撮影した写真を大募集!投稿はこちらから。