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東海道・山陽新幹線、テレワーク向け車両や駅ビジネスコーナーを整備へ

2021年8月26日(木)18時6分

JR東海とJR西日本は26日、東海道・山陽新幹線の駅や車内のビジネス環境を整備していくと発表した。

車内の環境整備としては、「S Work車両」を導入。「モバイル端末などを気兼ねなく使って仕事を進めたい」という旅客ニーズに対応し、「のぞみ」の7号車に設定する。N700Sを充当する「S Work車両」については、東海道新幹線内において、膝上クッション、簡易衝立などのビジネスサポートツールを、無料で貸し出す。きっぷは「エクスプレス予約」「スマートEX」などの「EXサービス」専用商品として発売し、料金はEXサービスで普通車指定席を予約する場合と同額。サービス提供開始時期は2021年10月1日(金)で、9月1日(水)より予約を受け付ける。

「S Work車両」イメージ
「S Work車両」イメージ

また、N700Sの7・8号車で、新たな無料Wi-Fiサービスを、10月以降に順次提供する。

さらに2022年春以降には、N700S一部編成の7・8号車間デッキ部に、「ビジネスブース」を試験的に設置。喫煙ルームを改造して設置するもので、短時間の打ち合わせなどで一時的に利用できるという。なお、試験導入に先立ち、東海道・山陽新幹線の16両編成における7・8号車間デッキ部の喫煙ルームは、2022年春を目途に終了するとしている。

駅の環境整備としては、2021年9月以降、東京、名古屋、新大阪の各駅の待合室を順次改良。無料の半個室タイプのビジネスコーナーとコンセントポールを整備する。また、2021年12月上旬には、EXサービス会員向けに有料のワークスペースの展開を予定している。

駅ビジネスコーナー(イメージ)
駅ビジネスコーナー(イメージ)
駅コンセントポール(イメージ)
駅コンセントポール(イメージ)

JR東海は、テレワークやWeb会議などの新しい働き方の広がりを踏まえ、新幹線を利用する際、それぞれのワークスタイルに応じた移動時間を過ごせるように、駅や車内のビジネス環境を整備していくとしている。

2021年8月26日(木)18時20分更新

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