鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

復元が進む東武のSL車号は「C11 123号機」に、325号機は12月デビュー

2020年11月6日(金)17時16分

復元作業中のC11 123号機
復元作業中のC11 123号機

東武鉄道は6日、動態復元に向け作業を進める蒸気機関車について、車両番号を「C11 123号機」とすると発表した。

123号機となる車両は、1947年に滋賀県の江若(こうじゃく)鉄道向けに製造された車両。車両番号は「C11 1」となっていた。北海道の雄別炭礦(ゆうべつたんこう)鉄道や釧路開発埠頭にて活躍した後、1975年に廃車。東武鉄道への譲渡前には日本保存鉄道協会が保有していた。

東武鉄道は、同社創立123周年を迎える2020年がSL事業の転換期を迎えること、日本国内で唯一、同一形式による3機体制を実現することから、1→2→3(ホップ、ステップ、ジャンプ)と、将来に向かって更なる飛躍を車両番号で表現すべく、123号機と命名したという。

同社はあわせて、12月26日に営業運転を開始する、C11形325号機の運行概要を発表した。

325号機は、2019年まで真岡鐵道の「SLもおか」で運用されていた車両。2020年に東武鉄道が譲受した。325号機の営業運転開始日は12月26日で、同日は通常列車のSL「大樹」7・8号に代え、夜間運転の9・10号を運転する。また、26日から2021年1月11日にかけての計8日は、SL2機を使用し、全「大樹」をSLけん引で運転する。なお、SL2機での運転日には、1機のヘッドマークは従来のものを、もう1機のヘッドマークは色調を変えたサブカラーヘッドマークを使用する。

東武鉄道では「今後、日光・鬼怒川エリアでのSL毎日運転や、3重連運転などの様々なバリエーションの施策の実施を目指して魅力あふれるコンテンツの磨き上げを行い、引き続き日光・鬼怒川エリアの活性化に寄与していく」としている。

2020年11月6日(金)17時16分更新

鉄道コムの最新情報を無料でお知らせしますプッシュ通知を受け取りますか?

鉄道未来インデックス

鉄道コムおすすめ情報

画像

「ドクターイエロー」引退発表

東海道・山陽新幹線の「ドクターイエロー」、2027年以降の完全引退発表。代替車は?

画像

京阪2200系復刻塗装

デビュー60周年の記念企画。2200系7両編成1本の塗装や車外銘板などを、1988年当時の仕様に復刻。

画像

「モード」を使いこなそう

カメラの設定は意外と知らずに使っている人も? 上達に不可欠なモード設定について、カメラマンの助川さんが解説します。

画像

ビューさざなみ・わかしお復活

定期運用を退いた255系による臨時特急。9月7日に東京~館山間、8日に東京~安房鴨川間で運転。

画像

性能が良すぎて失敗?

JR貨物発足初期の機関車には、性能が良すぎて失敗した形式が。そんな3兄弟をご紹介します。

画像

6月の鉄道イベント一覧

梅雨のシーズンでもイベントは多数開催。6月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。

画像

381系ラストラン写真募集中!

いよいよ定期運用終了の381系。みなさまが撮影した写真を大募集!投稿はこちらから。