鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

JR貨物、IoT機器の導入で手ブレーキ解除漏れ防止へ

2020年6月16日(火)15時56分

手ブレーキ検知システムの概要
手ブレーキ検知システムの概要

JR貨物、JR東日本コンサルタンツは16日、KDDIと協力し、IoT(Internet of Things)を活用した「手ブレーキ検知システム」を共同開発したと発表した。

貨物車両には、車両の留置時に手動で操作する「手ブレーキ」が装着されている。貨物列車の発車前には、係員が手ブレーキを都度確認して手動で解除しているが、万が一解除漏れが発生した場合、車両の引きずりなどの事故につながる恐れがある。

今回開発したシステムでは、コンテナ車にIoT端末を搭載。これまで目視で確認していた手ブレーキの状態を、駅構内や機関車運転台などに設置したモニター画面から、遠隔で確認できるようにする。また、手ブレーキを解除しないまま発車しようとした場合、運転士や担当係員に通知する。

JR貨物は、2020年度下期以降、保有する約7200両のコンテナ車全車両へこのシステムを搭載するとしている。

2020年6月16日(火)15時56分更新

鉄道未来インデックス

  • 大阪駅西側新改札口全面開業[2024年夏]
  • 広島電鉄 新乗車券システム「MOBIRY DAYS」本格導入[2024年9月]
  • 秩父鉄道運賃改定[2024年10月1日(火)]
  • 伊予鉄道運賃改定[2024年10月1日(火)]
  • 近鉄新型一般車「8A系」営業運転開始[2024年10月]
  • JR東海「アクロス」機能向上[2024年10月]

鉄道コムおすすめ情報

画像

113系福知山色復刻

福知山地区で活躍する113系で「福知山色」が復刻。6月5日から山陰本線などで運転。

画像

京都鉄道博物館で12系展示

京都鉄道博物館で12系の展示や「SLスチーム号」客車変更など実施。オハフ12形は夏に廃車予定。

画像

3200形「フレキシブルに変更」の意味は?

京成電鉄の新型車両「3200形」。組成内容や連結器の秘密を同社に聞きました。

画像

「キャニオンルート」年内断念

新たな観光ルート「黒部宇奈月キャニオンルート」、黒部峡谷鉄道の鉄橋被災で年内開放を断念。

画像

あえて「車両が無い」鉄道写真

鉄道写真は、車両が写っている写真だけではありません。列車以外の鉄道写真の撮り方を、カメラマンの助川さんが解説します。

画像

6月の鉄道イベント一覧

梅雨のシーズンでもイベントは多数開催。6月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。

画像

相鉄10000系リバイバル車投稿写真募集中!

相鉄10000系のリバイバルラッピング車両。みなさまが撮影した写真を大募集!投稿はこちらから。