鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

西鉄、新型車両9000形を導入

2016年2月5日(金)19時48分

9000形(外観イメージ)
9000形(外観イメージ)

西日本鉄道は4日、新型車両9000形を天神大牟田線に導入すると発表した。導入開始時期は、2017年3月。

導入する9000形は、既存の3000形をベースにした新しい通勤型車両で、車体はステンレス製。車体側面には、同社の歴代車両で多く使われている赤帯をモチーフにした「ロイヤルレッド」の帯を入れ、先頭部の塗色にも同色を使用する。車内は白を基調色とし、ガラスを座席の仕切りや連結部分の扉などに採用。車内設備では、乗降口の上部に4か国語対応の車内案内表示器を2画面設けるほか、扉開閉動作ランプを設置する。座席はロングシートとし、1人あたりの座席幅を従来の車両より15~20ミリ拡大。座席部の縦の手すり(スタンションポール)も増設する。車外の行先表示器は、フルカラーLEDを採用。照明はすべてLED化する。また、主制御器と補助電源装置には、次世代パワー半導体の炭化ケイ素(SiC)を使用。省エネルギー化を進め、既存の5000形車両に比べ、消費電力量を半分に減らすとしている。

9000形は、川崎重工業が製造を担当。2016年度に3両固定編成と2両固定編成を2本ずつ、計10両を落成し、2017年3月に営業運転を始める。運転区間は、天神大牟田線全線。主に急行、普通列車で運用する。2017年度も3両固定編成2本、2両固定編成1本の計8両を導入する。9000形の導入により、同社の主力車両5000形を置き換える。

2016年2月5日(金)19時48分更新

鉄道未来インデックス

鉄道コムおすすめ情報

画像

113系福知山色復刻

福知山地区で活躍する113系で「福知山色」が復刻。6月5日から山陰本線などで運転。

画像

京都鉄道博物館で12系展示

京都鉄道博物館で12系の展示や「SLスチーム号」客車変更など実施。オハフ12形は夏に廃車予定。

画像

3200形「フレキシブルに変更」の意味は?

京成電鉄の新型車両「3200形」。組成内容や連結器の秘密を同社に聞きました。

画像

「キャニオンルート」年内断念

新たな観光ルート「黒部宇奈月キャニオンルート」、黒部峡谷鉄道の鉄橋被災で年内開放を断念。

画像

あえて「車両が無い」鉄道写真

鉄道写真は、車両が写っている写真だけではありません。列車以外の鉄道写真の撮り方を、カメラマンの助川さんが解説します。

画像

6月の鉄道イベント一覧

梅雨のシーズンでもイベントは多数開催。6月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。

画像

相鉄10000系リバイバル車投稿写真募集中!

相鉄10000系のリバイバルラッピング車両。みなさまが撮影した写真を大募集!投稿はこちらから。