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臨海地域の新地下鉄に「りんかい線」事業者参画へ JR東日本はユニークな「ガチャ」発表 今週一週間の鉄道ニュース

2024年2月4日(日) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

今週(1月29日~2月4日)一週間の鉄道関連ニュースから、鉄道コム注目の話題をご紹介します。まず1本目は、東京で計画されている、新たな地下鉄路線のニュースです。

東京都は2月2日、都が構想している「都心部・臨海地域地下鉄整備事業」について、東京臨海高速鉄道、鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が事業計画の検討に加わることで、3者間で合意したと発表しました。鉄道・運輸機構は路線を建設する整備主体として、東京臨海高速鉄道は開業後に列車運行などを担う営業主体として、それぞれ検討に加わります。

東京臨海高速鉄道の車両
東京臨海高速鉄道の車両

この地下鉄は、東京駅付近と東京ビッグサイト付近を結ぶ路線。東京駅付近では秋葉原~東京間の延伸構想があるつくばエクスプレスと、東京ビッグサイト付近では東京臨海高速鉄道のりんかい線と、それぞれ接続することも構想に上がっています。

都心部・臨海地域地下鉄の構想区間(画像:東京都)
都心部・臨海地域地下鉄の構想区間(画像:東京都)

新たな地下鉄は、全長約6.1キロに7駅を設置する構想で、最短駅間距離は新築地~勝どき間(いずれも仮称)の約0.6キロ。最長駅間も約1.6キロと、りんかい線よりは他の地下鉄路線に近い路線となりそう。であれば、車両に求められる性能もまた違ってきます。りんかい線の車両基地も余裕のあるつくりではないため、りんかい線と新地下鉄が同じレールで繋がった場合でも、車両運用の自由度はあまり高くはなさそう……。などと外野の意見は思い浮かんできますが、開業予定は2040年ごろとまだまだ先。今後この辺りの計画が詰められ、実現性が高まることが期待されます。

もう一つの話題は、JR東日本が販売するカプセルトイ「たまてつ」。いわゆる「ガチャガチャ」の商品で、2月10日以降、秋葉原駅と大宮駅にある鉄道グッズショップ「GENERAL STORE RAILYARD」で販売されることが、2日に発表されました。

ラインナップは全19種で、鉄道部品と、901系、209系、E217系、E231系の表記などがモチーフのグッズとなっています。部品については、E217系の帯シールのほかは、ドアモータのボルト、ブレーキ装置のブッシュ、吊り革ベルトなど、なんともニッチなラインナップが並んでいます。

「たまてつ」の鉄道部品の一例(画像:JR東日本)
「たまてつ」の鉄道部品の一例(画像:JR東日本)

同じ運輸業界では、日本航空(JAL)が2021年以降、飛行機の部品や廃材をラインナップしたガチャガチャを販売。こちらもボルトやサーキットブレーカーなどの小物類が中心でしたが、毎回数日で完売する人気商品となったそう。JR東日本の「たまてつ」も、同じように評価されるのでしょうか。

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