鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

鉄道コらム

JR四国が新型ローカル気動車導入へ、8000系リニューアルも

2022年8月30日(火) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

JR四国は8月26日、旅客運賃の上限運賃変更認可を国土交通大臣に申請したと発表。2023年春に、同社では実質的に1996年1月以来となる運賃改定が実施されることとなります。

この発表の補足として提示された「主な利用者サービス向上策」では、新型ローカル気動車の開発・導入と、8000系特急電車の大規模リニューアルが盛り込まれました。

JR四国の一般形気動車
JR四国の一般形気動車

新型ローカル気動車は、主にローカル線で運行しているキハ40形などの一般気動車を置き換えるためのもの。2021年3月に発表された同社の中期経営計画にも盛り込まれており、2021年度から約9億円の投資を予定しています。現時点で詳細は不明ですが、ユニバーサルデザインやバリアフリーを考慮し、快適な車内環境の提供や利便性の向上を図るとしています。

8000系については、電子機器などの老朽更新とともに、客室設備を改良。安全安定輸送の確保とともに、バリアフリーへの対応や、座席の更新、コンセントの増設を実施するといいます。8000系は、1992年にデビューした車両で、すでに2004年以降に1回目のリニューアルを実施しています。同時期に登場した特急型車両は、2000系やJR東日本の651系のように運用範囲を狭めつつあるものもありますが、8000系はまだまだ活躍が見られそう。リニューアルは2023年度以降が予定され、約22億円の投資が見込まれています。

特急「しおかぜ」などで活躍する8000系
特急「しおかぜ」などで活躍する8000系

鉄道コムおすすめ情報

画像

113系福知山色復刻

福知山地区で活躍する113系で「福知山色」が復刻。6月5日から山陰本線などで運転。

画像

京都鉄道博物館で12系展示

京都鉄道博物館で12系の展示や「SLスチーム号」客車変更など実施。オハフ12形は夏に廃車予定。

画像

3200形「フレキシブルに変更」の意味は?

京成電鉄の新型車両「3200形」。組成内容や連結器の秘密を同社に聞きました。

画像

「キャニオンルート」年内断念

新たな観光ルート「黒部宇奈月キャニオンルート」、黒部峡谷鉄道の鉄橋被災で年内開放を断念。

画像

あえて「車両が無い」鉄道写真

鉄道写真は、車両が写っている写真だけではありません。列車以外の鉄道写真の撮り方を、カメラマンの助川さんが解説します。

画像

6月の鉄道イベント一覧

梅雨のシーズンでもイベントは多数開催。6月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。

画像

相鉄10000系リバイバル車投稿写真募集中!

相鉄10000系のリバイバルラッピング車両。みなさまが撮影した写真を大募集!投稿はこちらから。