鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

鉄道コらム

京急の「パタパタ」が引退へ 今週の注目鉄道ニュース

2022年1月16日(日) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

成人の日の3連休も終わり、いよいよ2022年の本格始動が感じられた今週。この1週間(1月10日~16日)、鉄道コムで特に注目を集めた話題をご紹介します。

まず話題となったのは、京浜急行電鉄の京急川崎駅に残っていた「フラップ式列車発車案内表示装置」の引退。その動作音から「パタパタ」とも呼ばれている発車標で、レトロ感がある、動作中を見るのが楽しい、普段は使わない表示が見られる、音が独特、などの理由により、ファンからの人気を集めていました。

京急川崎駅の「パタパタ」
京急川崎駅の「パタパタ」

見るのが楽しい「パタパタ」ですが、情報量が限られることや、表示内容を差し替える場合に手間が掛かること、そして旧式の製品のために補修部品の確保に課題があることなどから、各社では次第に設置駅が減っていきました。2022年1月現在、京急を除く大手私鉄では、近鉄、阪急、南海の一部駅に残るのみ。京急でも最盛期は10駅に設置されていましたが、次第に新型の発車標に置き換えられていき、最後に残った京急川崎駅の発車標も、今回引退することに。同社での約35年の歴史を終えることとなりました。

「パタパタ」の引退を前に、京急では引退記念乗車券・グッズの発売や、表示装置の仕組みを解説するツアーといったイベントを開催する予定です。

もうひとつ話題となったのが、東武鉄道の「日光・鬼怒川エリア週末フリーデー」の開催。日光市などとの共同企画として実施するもので、2月5日~27日の土休日、日光市外在住者を対象に、「日光・鬼怒川フリーパス」が配布されます。

フリーパスは、日光・鬼怒川エリアの路線バスや明智平ロープウェイが無料で乗車できるほか、東武日光駅・鬼怒川温泉駅での提示で、「日光・鬼怒川エリア鉄道乗り放題きっぷ」を無料で貰うことができます。フリーパスの受け取りには事前申込が必要ですが、日光・鬼怒川エリアの旅行に大活躍しそうです。

鉄道コムおすすめ情報

画像

113系福知山色復刻

福知山地区で活躍する113系で「福知山色」が復刻。6月5日から山陰本線などで運転。

画像

京都鉄道博物館で12系展示

京都鉄道博物館で12系の展示や「SLスチーム号」客車変更など実施。オハフ12形は夏に廃車予定。

画像

3200形「フレキシブルに変更」の意味は?

京成電鉄の新型車両「3200形」。組成内容や連結器の秘密を同社に聞きました。

画像

「キャニオンルート」年内断念

新たな観光ルート「黒部宇奈月キャニオンルート」、黒部峡谷鉄道の鉄橋被災で年内開放を断念。

画像

あえて「車両が無い」鉄道写真

鉄道写真は、車両が写っている写真だけではありません。列車以外の鉄道写真の撮り方を、カメラマンの助川さんが解説します。

画像

6月の鉄道イベント一覧

梅雨のシーズンでもイベントは多数開催。6月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。

画像

相鉄10000系リバイバル車投稿写真募集中!

相鉄10000系のリバイバルラッピング車両。みなさまが撮影した写真を大募集!投稿はこちらから。