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新型車両導入にSL列車廃止、今週の注目鉄道ニュース

2021年11月21日(日) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

今週(11月15日~21日)は、鉄道車両や列車の動向に関するニュースが多数発表されました。この1週間で話題となったニュースをご紹介します。

まず1本目は、JR西日本による岡山・備北エリアへの新型車両導入のニュース。岡山エリアでは、瀬戸大橋線向けには213系や223系が導入されてきましたが、山陽本線などの他路線への新車直接投入は、国鉄時代以来となります。車両は「227系近郊形直流電車をベースとした新型車両」ということですが、227系の新区分番台となるのか、はたまた新形式となるのかも注目です。

「新型車両」のベースとなる227系
「新型車両」のベースとなる227系

2本目は、JR東海の新型車両、315系の営業運転開始に関するニュース。在来線一般型車両では22年ぶりとなる新型車両で、2022年3月5日に中央本線名古屋~中津川間で営業運転を開始します。また、2023年度には同区間の特急を除く旅客列車を全て315系に統一することも発表。以前より置き換えが発表されていた211系のほか、まだまだ新しい313系も活躍する中央本線。313系の転用先に関するニュースが待たれます。

3月5日にデビューする315系(画像:JR東海)
3月5日にデビューする315系(画像:JR東海)

3本目は、JR東日本が「SL銀河」の運行終了を決定したニュース。2014年に運行を開始し、SLと気動車が協調運転することでも話題を集めた「SL銀河」。この気動車のキハ141系が老朽化したことで、2023年春の運行終了が決定しました。なお、けん引機のC58形239号機は、2021年に大規模検査を終了したばかり。復活に向けて多額の費用を投入したSLを静態保存とすることも考えづらく、新たな観光列車の運行に向けて検討を進めるともしているため、同機には今後の活躍への期待が高まります。

2023年春に運行を終了する「SL銀河」
2023年春に運行を終了する「SL銀河」

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