鉄道コム20周年記念 × アサヒカメラ2019年2月号 合同企画

いまさら聞けない、鉄道写真 Q&A

鉄道コムで募集した鉄道撮影の悩みや疑問の数々に、2人の人気鉄道写真家がガチンコで答えます! 初歩的な質問が多いなどと侮るなかれ。実は奥深いテクニックが満載なのだ。抱腹絶倒ながらも本質を突くトークをお楽しみあれ!2人のプロフィールはページの下にあります

聞き手・文 佐々木広人(アサヒカメラ編集長)


(Q)

京王線でいちばん撮りやすいスポットはどこですか?
(東京都・松尾和輝さん)

(A)

櫻井自分で探してください(笑)。いや、これが正しい答えだと思うんです。他人に聞いたり、インターネットで検索したりしてほしくないですね。「○○線の撮影地」と検索すると、すぐ出てくるじゃないですか。「他人が撮ったところで撮って何が面白いの?」と言いたいです。

助川撮影地を見つける楽しみがありますよね。

櫻井あえて言うと笹塚です。

助川言っちゃった!(笑)

櫻井今の季節なら夕日が落ちる富士山と一緒に撮れます。

助川京王相模原線の永山のほうもいいですよね。

櫻井いい撮影場所を探すにはまず電車に乗ることです。

助川先頭車両の前にかぶりついて乗るとか。

櫻井僕は太陽光線の具合によって、前や後ろに移動したり、途中で降りたり、引き返したりします。

助川自分が気にするのは電柱と遮断機の位置関係。車内から見て、電柱が遮断機の内側にあると邪魔になりますね。古い踏切だとたまに遮断機が電柱の内側にあって、きれいに抜けた絵が撮れます。あと展望台や山があれば登る。もちろんマナーを守って、です。

櫻井京王線といえば井の頭線もいいですよ。ローカルな写真が撮れます。

助川高尾山口の近くもいいですよね。終日逆光ですけど、風景的に撮れますね。

櫻井蕎麦もうまいし、京王動物園線もいいですよ。ラッピング電車がかわいいですよ。

――これが質問者の写真です。

櫻井京王線ならではの情緒感が欲しいですね。富士山や多摩川とか。多摩川の鉄橋はすごくいいですよ。

助川あそこは朝から日が沈むまで撮れますよね。

(Q)

プロはどのようにして撮影ポイントを探すのですか?
(福岡県・Mr.hiroさん)

(A)

櫻井自分の足と目ですね。車で行っても止めて歩くべきです。ちゃんとした駐車場に車を入れて、ですよ。

助川この間も近鉄奈良線を撮りに行ったんですが、駐車場がなかったので、地主さんを探して止めさせてもらいました。近くの農家の方に「この土地、おじさんのですか?」と聞いたら「あそこの家が地主だ」と。あいさつに行ったら「おまえみたいなやつは初めてだ」と言われました。大切なのはコミュニケーションですもんね。三脚を置く場合もそうですが。

櫻井アサヒカメラ2月号の記事でも触れたんですが、海外では三脚を使う人はほとんど見かけないですよね。スイスの保存鉄道では線路脇で撮れるので、むしろ三脚は立てられません。海外との大きな違いは、日本はとにかく「鉄っちゃん」が多いこと。蒸気機関車を撮った際、海外では5m間隔で1列に撮影者がいるのですが、日本だと3列で後ろは脚立(笑)。

助川日本だと電柱と電柱の間からしか撮れないこともありますからね。線路際に住宅があったりすると撮影ポイントが限られてくるんですよね。

櫻井日本では密集しているだけに手持ちで撮影するテクニックが必要だと思います。そういうときはなるべく小型のカメラで。受け入れてもらいやすいですよ。

助川逆に僕は三脚派なんですよ(笑)。構図が0.5ミリでもズレるのも、シャッターを押してグッと下がるのもダメ。これはウチの事務所の「教え」なんです。

櫻井僕は木村伊兵衛派なんで、なるべく軽い小型のカメラを使って手持ちで撮ります。

助川まったく違う撮り方ですよね。自分は堅めです。

櫻井土門拳派だ。

助川どっちも正解なんです。スタイルの違いで。

櫻井ちなみにプロ写真家は仕事を依頼されることが多いので、おのずと情報を得られることもあります。

助川一般の方はとにかく友達を作るべきでしょう。友達100人できるかな(笑)。真面目な話、どこからか得た情報に接することもあるでしょうし、情報共有は大切です。コミュニケーションはしっかり取りましょう。

――そういえば、お二人もよく喋りますよね。

櫻井それはいい写真を撮るためです。

助川誰かが言っていましたが、自分の世界を表現するのに寡黙な人はいないと。

櫻井寡黙なのは原稿を書くときだけですよ。

(Q)

薄暗い時間の撮影でのブレ防止対処法は?
(埼玉県・E233K市民さん)

助川写真を見るとオートで撮っている可能性が高いですね。手ブレしないシャッター速度で、なるべくピントが合う被写界深度になっているのではないかと。マニュアルが難しいなら「シャッター速度優先」で撮るとか。

櫻井どんなに暗くても止める方法はあるので、もっと研究してみては?

助川まず、感度を上げる。

櫻井これで車両が止まっていたら普通の写真です。疾走感もあっていいブレ具合です。

助川他の電車と並走しているのもいいと思いますね。ちなみに望遠にするとゆっくり見えるので多少はシャッター速度を稼げます。

櫻井暗いなら暗いなりに撮ったほうがいいと思います。あえて明るく撮る必要はないでしょう。

助川質問を見ていると、若い人ほど車体をはっきり見せる編成写真を撮りたがっている気がします。そうなると、いいボディーとレンズの出番。子どもだったらお年玉をためる、学生だったらアルバイトする。

櫻井重要なことですよ。

(Q)

鉄道と風景を撮る際の構図をどう決めていますか?
(オートさん)

助川まず、自分がどういう風景を撮りたいかの全体像を考えます。「日の丸4面構図」と言っていますが、画面を4分割してそれぞれの真ん中に列車を置くと、いいバランスになりやすい。どれか一つに電車を入れたら、後の3つのゾーンに風景とか、空気感を入れ込む。全体を見ること。電柱があろうが何だろうが、まず全体図を見て撮ります。

(Q)

オススメのピクチャーコントロールは?
(白銀6000さん)

助川ビビッドです。

櫻井僕はスタンダード。ホワイトバランスは太陽光がほとんど。

助川曇っていても、夜になるまでは自分も太陽光ですね。

櫻井車内撮影だけはオートにしていますよ。

助川車両によって変えることもあります。先日、晴天時の山陰(やまかげ)で「ななつ星」を撮ったんです。あの車体って青っぽく反射するじゃないですか。

櫻井「ななつ星」は難しいなんてもんじゃない。

助川そこであえて曇天を選びました。車体の反射する部分の色温度が高くなりがちで青っぽく写るので、古代漆色を出そうと少しでも赤みを出すために。

櫻井デザイナーの水戸岡鋭治さんが手がけた車両はみんな撮りにくいんです(笑)。撮りやすいのは、真っ白な特急「ソニック」と黄色のキハ125など、誰でもわかる原色を使っている車両ぐらい。

助川特急「かわせみ やませみ」も難しいですね。

櫻井なかでも「ななつ星」は極端に難しい。「瑞風」よりも。「四季島」が比較的撮りやすいかもしれません。

助川そのためにもピクチャーコントロールはとりあえずスタンダードがいいかもしれませんね。(笑)

(Q)

オススメの撮影モードは?
(宮城県・仙センの485さん)

助川この写真、いいじゃないですか。

櫻井僕は「絞り優先」です。

助川自分は普段マニュアルで、時々「シャッター速度優先」です。シャッター速度優先は車窓からの風景を撮るときに使います。海沿いになったり、林の間を抜けたりと露出が目まぐるしく変わるとマニュアルでは大変。シャッター速度を1/60~1/125秒にしておけば、手前が流れて奥はピントが合い、疾走感も出ます。カメラの露出計は、たとえば暗めの色を明るく補正しようとするから、絞り優先だと黒いSLが急に来たときに、シャッター速度が遅くなりがちです。シャッター速度は変えずに絞りで明るさを調整していますね。

櫻井P(プログラムオート)以外ならいいんじゃないですか。研究してみましょうよ。

助川そういえば「PはプログラムではなくプロのPだ」と言った人もいました。(笑)

(Q)

撮影後の加工(トリミング、色調補正)は行いますか?
(埼玉県・国道楽さん)

櫻井よほど消したいものが写った場合を除けばトリミングはしません。画面内で勝負したいですから。

助川まったく同意見です。まず、フレーミングの良さはプロとしての矜持。色調補正はやります。

櫻井僕もやりますね。

助川「カメラが表現した色」と「僕が表現したい色」は同じではありませんから。フィルムの時代に覆い焼きとかやっていましたよね。

櫻井そうそう、そのレベルですね。

助川トリミングは必要だと思ったらやったほうがいい。次への反省につながりますから。一回一回学習すればいいんです。ちなみに、トリミングされた作品は画像の状態でわかりますよね。

櫻井わかる、わかる。(笑)

助川あと気をつけてほしいのは色味。最近、コンテストなどの写真の色味が派手になっていますよね。

櫻井増えたよね、本当に。

助川先日、南海電鉄の特急「ラピート」の写真を見たのですが、紺色の車体が紫色になっていたんです。しかも色が浮いている。自然なトーンや滑らかな階調が保たれているかどうか、ヒストグラムを見て滑らかなカーブを描いているかどうか、ちゃんと確認したほうがいいと思います。

(Q)

写真の傾きが気になるのですが、対策はありますか?
(ぜっとせぶんさん)

櫻井カメラ内水準器は必須です。

助川それでダメなら三脚(笑)。自分も以前は右側に傾く癖がありました。今は水準器を出しっぱなしです。

櫻井僕はスクリーンに罫線をしつこく出しています。ファインダーをのぞいて、「水平な電線が何十本も走っているなあ」と思っちゃうぐらい(笑)。その線に合わせて流し撮りをしています。

助川線はオートフォーカスのポイント設定でも使います。置きピンの場合は特に。

櫻井夢中で撮っていると、それでも傾くことはありますけどね。

助川質問者は傾きを修正すると画面が切れちゃうのかもしれません。ギリギリの画角で撮っているのであれば、四隅に少し余裕を持って撮ったほうがいいと思います。

(Q)

流し撮りのコツは?
(東京都・13000k区民さん)

櫻井腰です。上半身で撮るのではなく、腰ごと回します。

助川直立不動だとうまく回らないので、中腰にして膝をうまく使えばより広い範囲で列車を追うことができます。

櫻井ひたすら練習です。僕は撮影現場に余裕を持って行って、「前座」の列車を何本か流し撮りをして感覚をつかむんです。東海道新幹線に乗る場合は各駅停車の「こだま」の最後尾に乗って、途中駅でのぞみに抜かれるごとに流し撮りします。だから「こだま」に乗れば写真がうまくなりますよ。(笑)

助川名言出ました!(笑)

櫻井毎回やると車掌さんとも仲よくなれます。先日、座席でうとうとしていたら車掌さんに起こされました。「ここは5分停車なので2本に抜かれますよ」って(笑)。東京行きの「こだま」が停車する三島駅はホームが長く、流し撮りしやすいんです。

助川他の駅だと車両が被りやすいですよね。

櫻井あと、小田原駅のホームで半日練習したら、そりゃうまくなりますよ。次から次に来ますから。(笑)

助川流し撮りで言えば、僕は長玉(望遠)派です。

櫻井そうなんだ。

助川流し撮りは円運動。だから標準ズームで被写体が近くなると回転半径が小さくなる。ところが、電車から離れて望遠ズームで狙うと回転半径が大きくなるので、ブレずに見える範囲が広がるんです。最近の鉄道誌が好む流し撮りは、背景こそ流れているけど、列車自体はあまりブレていないもの。あれは望遠ズームでないとできません。その代わり三脚のスイングを使い、レンズの手ブレ補正を流し撮りに向いたモードに変える。それらを組み合わせると格段に精度が上がります。あと、理想の構図取りのために前座の列車はいいと思います。まずヘッドライトの位置の目安になる位置にフォーカスポイントやフォーカスエリアを設置して前座で試す。それで本命の列車のヘッドライト位置を予測して構図を微調整していく。

櫻井ありがたいことに、クルマと違って電車は軌道から逸脱しませんから置きピンの予想ができます。でも、新幹線と在来線では速度が段違いです。

助川新幹線に慣れると在来線は楽に感じます。ウェートトレーニングと同じ(笑)。

櫻井もっとも、どんな高速でシャッターを切っても新幹線はブレますけどね。

助川時速100キロで走っていたらシャッター速度が1/1000秒で3センチ、時速320キロで走っていたら9センチぐらい動くわけです。だから新幹線を撮る場合は超高画素機を使うとブレが気になっちゃうので、もう少し画素数を落とした機材を使います。

(Q)

鉄柱や架線が写った写真はコンテストで不利ですか?
(三重県・忍にんさん)

助川不利ではありません。

櫻井センスの問題。むしろ「どう入れるか」です。

助川たとえば、電柱を画面の真ん中に持ってきたら、さすがに窮屈ですよね。そこで画面を横に3分割して、外側の1/3のゾーンに入れるように構図を変える。焦点距離や立ち位置を調整します。電柱は後ろ側に配置するとか。正確に言えば、後ろ側に電柱がある場合でも先頭部の頭の真ん中に刺さっているように見える位置はいただけませんね。パンタグラフの後ろに電柱が重なる「串パン」もよくない。それが嫌だから電柱を先頭車両の横に配置する人もいますが、これもよくない。それだったらまだ串パンのほうがいいぐらい。機関車を望遠レンズで狙うとどうしても串パンになりがちですから。焦点距離135mm以下のレンズだと串パンになりにくくなります。

櫻井そうなったら電柱が写り込まない位置まで移動しますよ。そのほうが早い。

助川そうですね。ただ、奥まった位置で撮ろうとすると電柱の間隔が短いので余計に串パンになる可能性が高いですね。電柱ギリギリで切っているからそうなっちゃう。もっと前に行って標準ズームで狙えば、串パンも抜けるし、手前の電柱も写らない。自分ならそう撮ります。

櫻井こだわるねえ。(笑)

助川電車の編成写真については、うちの事務所で「編成部長」って呼ばれているんで(笑)。鉄道写真は編成写真に始まり、編成写真に終わる。奥が深いんです。

(Q)

長時間露光のやり方がよくわかりません。
(カユニ25-901さん)

櫻井写真は……フィルムなんですね。

助川後ろに西村京太郎の小説があるのがいいですね。

櫻井しかも復刻版時刻表ですよ。復刻版の箱もありますね。僕も持っているからわかります(笑)。昭和43(1968)年の大規模なダイヤ改正がありましてね。

助川ヨンサントー。昭和43年10月のダイヤ改正で全国的に一気に特急電車が増えたんですよ。

櫻井まだ蒸気機関車がいっぱい走っていたんです。特急が出たのは昭和37年だよね。

――すみません、脱線しちゃったんで、話を元に戻したいのですが。

櫻井ここに置くならカメラはニコンFでしょ。その時代のカメラだし。ヨンサントーの時にFM2は出ていないんだから。

――あの、長時間露光についてなんですが・・・・・・。

櫻井そりゃもう「相反則不軌」ですよ。

助川懐かしいなあ。

櫻井今はそんなことを考えないなあ。まあ、いい三脚とストップウォッチを買って。

助川ここでは説明しきれないので、カメラ雑誌やノウハウ本で勉強したほうが良いですね。

櫻井昔はレンズキャップを外してから「♪月がー出た出た」などと歌ってバルブの時間を計っていたんですよね。

(Q)

近畿日本鉄道の特急「しまかぜ」を撮影しました。アドバイスをお願いします。
(三重県・hirokitamamiさん)

櫻井にぎやかすぎますね。桜と「しまかぜ」のどちらを主にしたいのかわからない。

助川自分なら月並みですが、流し撮りします。

櫻井僕なら桜をボカします。あと、「しまかぜ」の顔が影になっているのが残念。

助川今回の場合、桜なので標準レンズを避けても良かったかもしれません。桜のこんもり感が標準レンズではなかなか表現しにくい。望遠の圧縮効果で桜のボリュームを出すとか。

櫻井桜の名所なんでしょうね。

助川名所と呼ばれる場所で撮るからこそ、どう撮るかを明確化したほうがいいと思うんです。

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  • ●鉄道模型撮影の世界 より実物のように撮るには 金盛正樹
  • ●軽便鉄道を追っていた頃 諸河 久
  • ●いまさら聞けない鉄道写真Q&A 櫻井 寛、助川康史

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櫻井 寛(さくらい・かん)

1954年、長野県生まれ。鉄道員にあこがれ昭和鉄道高校に入学したが、在学中に鉄道写真にみせられ、日本大学芸術学部写真学科に進む。卒業後、出版社写真部勤務を経て、90年にフォトジャーナリストとして独立。93年、陸路海路のみで88日間世界一周。94年、『鉄道世界夢紀行』で第19回交通図書賞を受賞。近著『ぞっこん鉄道今昔』(朝日新聞出版)など著書多数。日本写真家協会会員、東京交通短期大学客員教授。

助川康史(すけがわ・やすふみ)

1975年生まれ。秋田経済法科大学法学部卒業。東京ビジュアルアーツ写真学科卒業後、鉄道写真家の真島満秀氏に師事。鉄道車両が持つ魅力だけでなく、鉄道をとりまく風土やそこに生きる人々の美しさを伝えることをモットーに日本各地の線路際をカメラを手に奮闘中。「鉄道ジャーナル」「鉄道ダイヤ情報」などの鉄道趣味誌や旅行誌の取材をはじめ、「JTB時刻表」「JR時刻表」の表紙写真を手がける。日本鉄道写真作家協会理事。