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静岡エリアへやってきた313系8000番台、その転属のワケは?

2022年6月4日(土) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

2022年3月のJR東海のダイヤ改正では、新型車両である315系のデビューが注目されていました。一方、蓋を開けてみると、かつて中央本線の「セントラルライナー」で使用されていた313系8000番台が静岡エリアへ転属。同エリアでは珍しい転換クロスシート装備車として、鉄道ファンの注目を集めました。

中央本線の運用に就いていた頃の313系8000番台
中央本線の運用に就いていた頃の313系8000番台

JR東海の広報担当者によると、中央本線への315系投入によって、車両運用計画を変更。313系8000番台を静岡エリアへ転属させることで、211系を置き換えたといいます。置き換え対象となった211系は、車内にトイレが設置されていない車両だったため、今回の置き換えによって、東海道本線のトイレ設置車両が増加したといいます。

313系によって一部が置き換えられた211系
313系によって一部が置き換えられた211系

残り1241文字/全文:2021文字

313系8000番台の今後は?筆者が予測します。

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今回の転属では、鉄道ファン、特に「青春18きっぷ」ユーザーにとっては、転換クロスシートの投入によって快適性が向上した!という感想を抱く人も少なくないようです。しかしながら、車内奥まで立ち客が入りにくい転換クロスシートを装備し、さらに扉付近に仕切り壁を設置している8000番台では、他の車両よりも体感的

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