30年前の鉄道

初代AE形、183系、オハフ50が現役だった頃~平成2年の鉄道風景(関東・東北編)

2020年5月20日(水) 鉄道コムスタッフ 冨田行一

夏の東北路、想い出の車両

1990年の夏、東北各県では国鉄時代から活躍を続ける車両をどこでも目にすることができました。国鉄色の気動車、特急形電車はもちろん、奥羽本線全線を走破する長距離鈍行列車では、国鉄客車オハフ50形が使われるなど、希少な運用もありました。東北新幹線は盛岡止まりで、山形新幹線も開業前。在来線では、特急や急行が頻繁に走っていましたが、普通列車、快速列車でも東北路を延々と旅することができたのでした。

福島駅で発車を待つ客車列車。客車はオハフ50でした(1990年8月撮影)
福島駅で発車を待つ客車列車。客車はオハフ50でした(1990年8月撮影)
峠駅の様子。当時は停車時間長めで、余裕をもって名物の力餅を買うことができました。同駅はスイッチバックも名物でしたが、同年8月末に運用を終了。板谷駅、大沢駅でのスイッチバックもなくなりました
峠駅の様子。当時は停車時間長めで、余裕をもって名物の力餅を買うことができました。同駅はスイッチバックも名物でしたが、同年8月末に運用を終了。板谷駅、大沢駅でのスイッチバックもなくなりました
長距離鈍行列車の終着は秋田駅。夕方の秋田駅ホームはどこを向いても国鉄色車両という状況でした
長距離鈍行列車の終着は秋田駅。夕方の秋田駅ホームはどこを向いても国鉄色車両という状況でした

太平洋沿岸では、八戸線、北リアス線、山田線、南リアス線、大船渡線、気仙沼線が北から南を結び、いずれも気動車が走っていました。八戸~気仙沼間では、JRと三陸鉄道を交互に乗り換える形になりますが、久慈~盛間などの直通運用もあり、列車を選べば円滑な移動が可能。種別や車両のバリエーションも豊富でした。大船渡線、気仙沼線の一部区間において鉄道事業が廃止となった今、太平洋沿岸の長距離鉄道旅行は何とも贅沢に思えます。

釜石駅に停車中の三陸鉄道36-300形「おやしお号」(1990年8月撮影)。レトロ調車両として、1990年から2004年まで活躍しました
釜石駅に停車中の三陸鉄道36-300形「おやしお号」(1990年8月撮影)。レトロ調車両として、1990年から2004年まで活躍しました
気仙沼駅で発車を待つ快速「南三陸」。気仙沼~仙台間を約2時間で結んでいました
気仙沼駅で発車を待つ快速「南三陸」。気仙沼~仙台間を約2時間で結んでいました
会津鉄道と三陸鉄道の当時のパンフレット。路線図や沿線情報など充実した内容で、道中は大助かりでした
会津鉄道と三陸鉄道の当時のパンフレット。路線図や沿線情報など充実した内容で、道中は大助かりでした

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