鉄道コムおかげさまで鉄道コムは25周年

特急スピードダウン・本数減へ、JR北海道

2013年9月4日(水)22時14分

JR北海道は4日、11月にダイヤを変更し、特急列車の減速や本数削減を行うと発表した。全道で特急の減速や本数削減を実施するのは、1987年のJR北海道発足以来初めて。

ダイヤの変更は、特急列車の出火・発煙トラブルが相次いだことを受けての対応で、車両の負荷を減らすとともに、整備時間を十分に確保し、安全性を向上させるのがねらい。減速は、最高時速130キロで運転している特急列車7種類と快速「エアポート」を対象に行う。特急列車では、発煙・出火が相次いだ「北斗」(キハ183系)、7月に配電盤から出火した「スーパーおおぞら」(キハ283系)、2月に発煙があった「スーパー宗谷」(キハ261系)のほか、「スーパー北斗」「スーパーカムイ」「スーパーとかち」「すずらん」を減速する。「スーパーおおぞら」は最高時速を20キロ落とし110キロに、その他の列車は最高時速を10キロ落とし120キロとする。平均所要時間は、札幌~釧路間で約20分、札幌~函館間で約10分、その他の区間でも数分から5分程度長くなる。さらに運転本数を、札幌~函館間で6往復、札幌~釧路間と札幌~旭川間で各1往復減らす。

JR北海道では、線路上の砂利の飛散防止や乗り心地の改善のために、一部の特急で減速運転を実施したことがあるが、ダイヤ変更は行っていなかった。カーブでも高速で走れる車両の導入や線路の改良によって高速化を進めてきた同社だが、今回、「輸送サービスの抑制」という形で、方針を転換することになる。

2013年9月4日(水)22時14分更新

鉄道コムお知らせ

画像

行きたいエリアに一票を

「青春18きっぷ」で行ってみたいエリアに投票してください。「旅と鉄道」共同企画

鉄道未来インデックス

  • 阪急京都線座席指定サービス「PRiVACE」導入[2024年7月]
  • 阪急2000系・2300系導入[2024年夏]
  • 駒沢大学駅リニューアル工事竣工[2024年夏]
  • 相鉄ゆめが丘駅リニューアル工事完成[2024年夏ごろ]
  • 津山駅リニューアル工事完了[2024年夏ごろ]
  • 大阪駅西側新改札口全面開業[2024年夏]
  • 広島電鉄 新乗車券システム「MOBIRY DAYS」本格導入[2024年9月]

鉄道コムおすすめ情報

画像

京急ファミリーフェスタ

5月26日、久里浜工場にて開催。子ども向けのイベントが中心で、今年度は親子限定の事前申込制。

画像

東海道新幹線に「個室」

東海道新幹線にグリーン車以上の「個室」設置へ。1編成2室設置、2026年度中に提供開始予定。

画像

スタートレイン計画

JR北海道が「赤い星」「青い星」導入計画「スタートレイン計画」を発表。2026年春デビュー。

画像

東武の新型「80000系」

野田線用の新型車両。2025年春より5両編成25本を導入。一部中間車は60000系から転用。

画像

あえて「車両が無い」鉄道写真

鉄道写真は、車両が写っている写真だけではありません。列車以外の鉄道写真の撮り方を、カメラマンの助川さんが解説します。

画像

4月の鉄道イベント一覧

いよいよ新年度。本年度も鉄道コムをよろしくお願いします。鉄道旅行や撮影の計画は、イベント情報から。