日本海・きたぐに定期廃止 ダイヤ改正まとめ

2011年12月17日(土)1時54分

定期運転がなくなる寝台特急「日本海」
定期運転がなくなる寝台特急「日本海」
写真はJR西日本「12月定例社長会見」より

JRグループは16日、来年春のダイヤ改正の概要を発表した。改正日は2012年3月17日(土)。注目が集まっていた夜行列車の寝台特急「日本海」と急行「きたぐに」は、定期列車が廃止されることになった。

本数を年々減らしている夜行列車は今回、大阪駅を発着とする寝台特急「日本海」(大阪~青森間)と急行「きたぐに」(大阪~新潟間)が見直しの対象に。利用者数の低下などを理由に、定期運転は廃止となり、利用客が多く見込まれる日のみの臨時運転となる。「日本海」は秋田・東能代~青森間で早朝や深夜の短距離利用でも可能だったが、代替となる列車は登場せず、現行の普通列車が始発の繰り上げや終電の繰り下げをするにとどまる。一方「きたぐに」では、新潟地区での早朝の通勤客の需要があることから、直江津→新潟間にて、「きたぐに」とほぼ同時刻で全席指定の快速「おはよう信越」が新設される。

ダイヤ改正で列車名が消滅するのは、特急「オーシャンアロー」、特急「スーパーくろしお」、「ホームライナー太多」。「オーシャンアロー」と「スーパーくろしお」は、新型車両の投入にあわせて名称が「くろしお」に統一されて消滅。名古屋~美濃太田間の「ホームライナー太多」は廃止される。

新ダイヤにあわせて、複数の路線で新型車両が導入される。東北新幹線では、E5系が4編成追加投入され、「はやて」の約半数がE5系による運転に。また、「なすの」でもE5系が使用されようになり、車内サービスのない「なすの」用のグランクラス料金が新設される。東海道・山陽新幹線では、N700系の追加投入で、定期列車の「のぞみ」がすべてN700系へ。N700系の増加により、初代「のぞみ」の300系や、山陽新幹線で残っていた100系が引退する。山陽・九州新幹線直通の「みずほ」「さくら」用車両も追加投入され、「みずほ」が1往復増の1日5往復、「さくら」が7往復増の同18往復の運転に増える。

在来線で新型車両がデビューするのは、常磐線のE657系特急形車両。ダイヤ改正時点で「スーパーひたち」と「フレッシュひたち」の4割が新型車両に置き換わり、同時に見直す新ダイヤにより上野~いわき間の所要時間は最大9分短縮する。近畿地区では、特急「くろしお」に新型の287系が導入され、改正時点では現行の「くろしお」の約半数が新型にかわる。また、福知山線や阪和線に225系通勤形車両が投入され、福知山線からは113系が引退する。福岡地区では、新たにロングシートの817系2000番台と817系3000番台が計11編成導入され、混雑の緩和が図られる。

特急列車の運転区間や本数では、JR四国が早朝に特急を2本増発。予讃線の新居浜→松山間で特急「いしづち」を1本、土讃線の窪川→高知間で特急「あしずり」を1本、それぞれ毎日運転の臨時列車として新設する。JR東海と小田急電鉄が運転している特急「あさぎり」は、運転区間を新宿~沼津間から新宿~御殿場間に変更のうえで、4往復のうち1往復を土休日のみの臨時列車に変える。また、あさぎりの使用車両は、JR東海の371系と小田急の20000形RSEによる運用から、小田急の60000形MSEのみの運用となる。JR東日本では、特急「草津」の1往復を削減するほか、特急「成田エクスプレス」の新宿・横浜~東京間を5往復削減する。

ローカル路線では、越後線の内野~吉田間で3年間の社会実験が始まり、日中に3往復増発される。一方で、広島地区では大幅に運転本数の見直しが行われる。芸備線の備後落合~三次間では、現行の9往復から休日の定期列車は6往復に(1往復削減、1往復が土休日運休、1往復が臨時列車化)。福塩線の府中~三次間では現行の8往復から6往復に、小野田線の雀田~長門本山間は現行の5往復から3往復になる。広島地区ではこのほか、山陽本線や可部線の夕ラッシュ時の快速「通勤ライナー」計15本が各駅停車に変更され、現行の一部の普通列車が削減される。

ダイヤ改正により、一部列車で所要時間が短くなる。山形新幹線「つばさ」は、併結運転している「Maxやまびこ」(2階建てE4系)の一部を「やまびこ」(E2系)に変更し、列車の最高時速を240キロから275キロに。「つばさ」の所要時間は上り列車で4分短縮する。九州新幹線では徐行区間の解消により、「みずほ」の最速所要時間が最大で3分短縮。関東地区の中央本線では、早朝の上り「中央ライナー」「青梅ライナー」の新宿までの所要時間が7~8分短縮。近畿地区では、播但線と山陰本線の高速化工事の完了により、特急「はまかぜ」が現行より最大で15分短縮となる。

駅は、2駅が開業し、1駅が廃止に。開業するのは、武蔵野線の吉川~新三郷間の吉川美南(よしかわみなみ)駅、東海道本線の幸田~岡崎間の相見(あいみ)駅。廃止となるのは、八戸線のプレイピア白浜駅。プレイピア白浜駅は、隣接する遊園地の閉園により、1995年以降は全列車が通過する休止駅となっていた。

2011年12月17日(土)13時23分更新

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