JR東日本などは17日、「寝台特急カシオペア25年間ありがとうイベント」を開催すると発表しました。
「カシオペア」は、1999年7月に運転を開始した寝台特急。かつては上野~札幌間で定期的に運転する列車でしたが、北海道新幹線の開業を前に、2016年3月に同区間での運転を終了。以降はツアー用の団体臨時列車を中心に使用されてきました。

今回のイベントは、7月12日に上野駅で開催。「カシオペア」の編成を同駅13番線に留置し、同ホームを事前申込者限定のイベント会場として開放。カシオペアの個室で滞在する「個室滞在プラン」と3号車ダイニングカーでカシオペア車内限定メニューを楽しむ「ダイニグカープラン」を実施します。
個室滞在プランでは、「カシオペアスイート」または「カシオペア」ツインの個室に約100~120分滞在。個室内で「カシオペアスペシャル弁当」の食事が可能です。また、12号車の「ラウンジカー」も開放されるほか、ワゴンによる車内販売や売店営業も実施する予定です。このほか、1号車見学プランやホームでの放送体験などのオプションプランも用意されています。

ダイニングカープランは、3号車の「ダイニングカー」で「カシオペア」の食事を楽しむプラン。メニューは、第1部と第2部がフランス料理、第3部が当日限定のデザートプレートです。

各プランは、JR東日本びゅうツーリズム&セールスによる旅行商品としての募集で、6月23日14時より、一般募集の受付を開始します。
JR東日本はこのほか、ありがとうカシオペアムービーの放映や写真展、「カシオペアスペシャル弁当」の予約販売、カシオペアグッズの販売といった企画も実施すると発表しています。