JR西日本、ジェイアール西日本マルニックスは13日、新幹線荷物輸送による緊急輸送サービスを開始すると発表しました。

本サービスは、法人利用者を対象とした荷物輸送サービス。山陽新幹線の新大阪駅、広島駅、博多駅の上下線相互間が対象です。日中時間帯に対象駅を発車する「みずほ」「さくら」が輸送対象列車。当日受付・即日配送を可能としており、駅までの集荷・駅からの配送もオプション対応可能です。なお、緊急輸送は、1列車5箱までの積み込みとなります。
現在JR西日本グループが提供している新幹線・特急列車による荷物輸送サービスは、定期・スポット輸送という位置づけで、基本2週間前までの予約が必要でした。今回の緊急輸送サービスは、発着駅を3駅に絞り、最大箱数も定期・スポット輸送の40箱より少なくした一方、利用者の「今すぐ早く確実に運びたい」というニーズに対応できる体制としたことが特徴です。
緊急輸送サービスの価格(税抜き基本料金)は、5箱輸送の場合、新大阪~広島間が3万7000円、新大阪~博多間が6万7000円、広島~博多間は3万円です。なお、定期・スポット輸送の場合、基本料金は1万5000円となっています。サービス提供開始日は、7月1日です。
両社はあわせて、荷物輸送サービスの名称も新たに策定したと発表しました。定期・スポット輸送は「荷もっシュッ!」、緊急輸送サービスは「荷もっシュッ!Quick」。「荷物」を「シュッ!」と運ぶ意味を込めた造語であり、列車による速達性・利便性の高い荷物輸送サービスであることを名称とロゴデザインに込めたとしています。

